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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第14章 子供になった神鞘ズ


ヨルナミたちの子供姿を堪能した後、次はウツロイへ向かう。
「ヤタカはどのくらい成長したかなぁ〜!?」
クグラ「ん〜…俺の予想だとカンナギと同じくらいとか?カンナギと同類っぽいし!」
「私は案外成長早くてキクリさんと同じくらいになってるような気がする!カンナギよりは知的だし。」
クグラ「よし!じゃぁ賭けをしよう!俺が当てたら今夜寝所で俺の言うこと全部聞くこと!」
「え〜…じゃぁ私が当てたら今日の夕飯のお魚全部頂戴ね!」
クグラ「なんで今日の夕飯が魚だって知ってるんだ??」
「聞きに行ったからに決まってるじゃん!」
クグラ「そうか。(本当に食い意地張ってるなぁ…。まぁそういうところも可愛いんだが。)」
そんなこんなでウツロイに到着。

「ヤタカはどこだ〜!ヤタカはいねぇか〜!!」
クグラ「なんだその言い方??」
「ナマハゲの真似!!」
ヤタカ「君たち!人様の領土で騒ぐのはやめたまえ!!…ん??なんだ??」
ヤタカを見てクグラは崩れ落ち涼子はガッツポーズを取って叫んだ。そう、ヤタカはキクリと同じくらいの年齢にまで戻っていたのだ。
「涼子様の勝利!!やったー!!」
クグラ「そんな…今夜は涼子にあんなことやこんなことをするつもりだったのに…。」
ヤタカ「何の話だい??」
「あぁ、ヤタカがどのくらい成長したか賭けてたの!で、私が見事勝利し夕飯の魚を手に入れたってわけ!」
クグラ「くそっ!ヤタカ!なんでそんなにデカくなってるんだよ!俺の今夜の計画が台無しじゃないか!!」
ヤタカ「なんて下らないことを…。ところでその賭けの為にわざわざ来たのかい??」
「ヤタカと他の属鞘さんたちの子供姿を今のうちに拝んでおきたくて来たの。」
ヤタカ「…君たち随分と暇なようだが他にする事はないのかい?」
クグラ「暴風や霊関係のことがないとな〜。イチャイチャしたり子作りしたり飲み食いしたり子供らと遊ぶくらいしかやることないな!」
ヤタカ「…君は神鞘だろ?自分の領土のことを考えたり色々することはあると思うが??」
クグラ「小難しいことはエトが全部やってくれるから俺よく知らねぇな。」
ヤタカ「はぁ…(呆)なぜ君が神鞘になったのか理解に苦しむ。」
クグラ「ガキの姿してるくせに生意気な奴!!」
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