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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第150章 結婚記念日


クグラ「……げっ!!なんでお前がそれを!?つーか、見つからないと思ってたらお前が持ってたのか!?」
「そうよっ!てか、あんたのがだいぶ浮気者じゃないの!?こんなに持ってる上にまともに服を着た女の写真が一枚も無いじゃないのー!!」

もちろんその本はエロ本である。涼子の父と何気に仲の良いクグラはこっそりとエロ本を貰っているいるのである。

クグラ「涼子の男本だって服着てねぇのあるじゃねぇか!!」
「それは数枚だけでしょ!しかも上半身だけだし!!しかもクグラみたいにヤラシイのじゃないし!」
クグラ「ゔっ…俺という男が居ながら他の男の裸見て喜んでる地点でヤラシイだろ!」
「何ですってー!このスケベ野郎ーー!!」
涼子はお得意のプロレス技をかけた。
クグラ「あだだだだだ!!やめっ…!!」
「やめてほしかったら謝らんかー!!」

こうして騒いでいるとエトが部屋の扉を開けた。

エト「コラー!!お前達!何を喧嘩してる!!」
「あっ…お兄ちゃん…」
エト「結婚記念日だから二人きりにさせてやったのに……喧嘩するなら子供達をこの部屋に放つぞ!」
クグラ「そっ…それだけは勘弁してくれ!今日はどうしても二人で過ごしたいんだ!」
エト「なら喧嘩はやめるんだ!……また喧嘩したら……分かってるな?」
「分かったわよ……。」
エト「ならいいんだ。」

そう言うとエトは扉を閉めて部屋を後にする。

クグラ「……涼子…さっきはごめんな?」
「私も…ごめん…。せっかくの結婚記念日なのに。」

なんやかんやでエトに喧嘩を止められて熱が冷めたようである。

クグラ「………あのさ…お前に渡したい物があるんだ。」
「えっ…何??」
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