第149章 出会った頃の2人の話
「クグラの仲間!?」
革「ところで君は誰なんだい??クグラとはどういう関係??」
「私は日本から来た、霊能者の三神涼子!前にこっちの世界に来た時にクグラと結婚の約束したの!訳あって帰らなきゃいけなくなったんだけど修行してまた戻ったってわけ!…ところであなた達は??」
革「あぁ、ごめん。俺は日ノ原革!日本の高校生なんだけど…こっちの秘女族アラタと入れ替わってこっちに来た。今は創世の鞘なんだ。」
カンナギ「俺はカンナギ。火と…地の神鞘だ。」
ヤタカ「僕はヤタカ。空の神鞘でウツロイの領主でもある。」
コトハ「私は采女族のコトハです。」
ミクサ「俺はミクサ。おそらく俺も日本のオリベという娘と入れ替わってこちらの世界に来た。」
「沢山いるから名前覚えるの大変だけどらなんとか覚えるとしましょう。よろしくね!ところで…クグラに早く会いたいんだけどカセフノってどっち??」
革「あっ…その…クグラなんだけどさ…」
「ん??」
カンナギ「クグラは自ら創世に降った。」
「えっ……。」
ヤタカ「訳あって降し合いがあってね…クグラは今、創世に居るんだ。」
涼子に降し合いのことを説明した。
「そんな!!」
涼子は地面にへたり込んだ。
革「涼子、ごめん…でも……」
「うるさい!!クグラの仇ー!!」
涼子は革に掴みかかる。
革「待ってくれ!話を…」
「お黙り!!よくも私のクグラをー!!」
涼子は革を投げ飛ばした。
革「ぐあっ!!」
コトハ「きゃっ!!革!!お願い!やめて!」
「これだけじゃ済まさないんだからー!!」
ショックのあまりに涼子の霊力が暴走し始める。
ミクサ「なんて凄まじい殺気!!」
ヤタカ「まさか鬼化!?鞘じゃないのに!?」
カンナギ「いや…アレはきっと妖怪だ!!…ぐあっ!!」
涼子はカンナギに飛び蹴りをした。
「妖怪じゃないわよ!!人間よ!!……うぅっ…クグラ……。」
今度は泣き出した。
革「……ごめん。でも、クグラは死んだわけじゃないから!ただ、生命を預かってるだけなんだ!」
「……………。」
カンナギ「それに革に降らなかったら…クグラはオロチに取り込まれるところだったんだ。」
「クグラは…自分の意志で降ったの?」