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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第149章 出会った頃の2人の話


属鞘達に正式に夫婦になると報告している時に涼子の体が突然光出したのだ。
クグラ「!?なんだ!?」
エト「クグラ様!離れてください!」
(涼子ちゃん!やっと見つけたよ!!)
「えっ!?ママ!?」
(私の力であなたを元の世界に戻すわ!早く帰ってらっしゃい!)
「待って!私はここに居る!」
(兎に角戻ってきて!またそっちに行く方法はあるから!今の私の力ではあまり時間がないの!)
クグラ「涼子!どうしたんだよ!?」
涼子以外には涼子の母の声が聞こえないのである。
「クグラ…私、元の世界に戻らないといけないみたい…。」
クグラ「なんでだよ!俺と共に生きるって約束したよな!?」
「ごめん…でも絶対こっちに戻るから!少し待ってて!!お願い!信じて!!」
クグラ「…本当に戻ってくるのか?」
「絶対に戻ってみせるから!これ持ってて。」
涼子は身につけてた腕輪を渡した。
クグラ「分かった…約束だからな!!」
クグラは消えそうになってる涼子の手を握る。
「クグラ……」
そして涼子は消えてしまった。
それから天和国でかなりの年月が経ち降し合いが始まりクグラが革に降ってしばらくした頃に涼子は一旦、天和国に戻ることができた。
「やっとこっちの世界に来れたけど…なんか随分と荒れてるなぁ。もっと平和な世界だと思ったんだけど…。」
一人で呟いていると旅をしている集団に出会った。これが革達との出会いである。
「あっ!すみません!そこの人達〜!!」
革「え?俺達??」
「そうそう!てか、あなたその服…もしかして日本人??」
革「そうだけど…もしかして君も??」
「そうよ!さっき日本から来たところなの!」
ミクサ「じゃぁ…君も誰かと入れ替わって!?」
「ん?なんのこと?私は私の意志でこの国に来たんだけど?クグラに会いに!」
カンナギ「は?クグラだ??」
コトハ「あなた、クグラ様のお知り合いですか??」
「そうよ?あなた達もクグラのこと知ってるの??」
ヤタカ「知ってるもなにも…僕とカンナギはクグラと同じ神鞘なんだが…。」
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