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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第149章 出会った頃の2人の話


まぁそんなこんなで天和国に来て一年が経とうとした頃…
クグラ「涼子、お前がここに来てから一年近く経つな。」
「そうだね〜。なんかあっという間だったわ。」
クグラ「恋人同士になってからも一年近く経つだろ?」
「正確には10ヶ月近くだけどね?」
クグラ「一年でも10ヶ月でも同じようなもんだろ。……でさ、そろそろ…俺の妻になってくれないか?」
「早くね!?」
クグラ「いや、俺的にかなり待ったんだぜ?……ダメか?」
「………ダメじゃないけどさ…私でいいわけ??」
クグラ「何を今更?お前と結婚したいって最初から言ってるだろ?」
「だって…私まだ15の子供だし…。」
クグラ「俺だって姿だけは子供だぜ?俺はお前の気が強いところも、腕力が凄まじいところも、食い意地張ってるところも可愛いと思うし好きだ。」
「あんまり褒められてる気がしない…。」
クグラ「とにかく!全部好きなんだよ!…で、どうだ?」
「…私も、好き。……クグラと結婚したいです。」
クグラ「よし!じゃぁ、チューするぞ!」
「えっ!?いきなり!?」
クグラ「夫婦になるんだから誓いの口付けくらいするだろ?」
そう言うとクグラは涼子に口付けをする。涼子は顔を真っ赤にして下を向いた。
クグラ「そんなに照れるなって!よし!じゃぁ、早いうちに式を挙げて正式に夫婦になったらすぐ子作りだ!」
「子作りって…ちょっと気早くない!?」
それからしばらくして式間近になった頃別れの時がやって来た。
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