第146章 ウスイの呪い
オヒカ「……涼子様!?その格好はいったい…?」
カンナギ「…とうとう変態になったか。」
「変態言うな!!これは呪い……いぎゃー!!」
また違うセクシーポーズをとった。
クグラ「涼子が言うには呪いでこの格好させられてるらしいぜ?」
カンナギ「ふざけてるわけではないのか?」
「ふざけてないっての!困ってんのよ!!」
オヒカ「そっ…その体勢はちょっと……」
目のやり場に困ったオヒカは少し赤くなり目を逸らす。
クグラ「あー!!オヒカ!お前!涼子のこと見て興奮したろ!?」
オヒカ「えっ!?いや…そんな事は…」
クグラ「涼子を見て興奮していいのは俺だけなんだからな!」
「興奮してもしなくてもいいから!アイツがどこに居るのか教えてよ!」
オヒカ「…アイツとは?」
「アイツよ!あの…影の薄いような…幸薄いような…」
カンナギ「……あぁ!前に影薄男って呼んでた奴か!!」
「そうそう!」
オヒカ「ん?影薄男?誰です??」
クグラ「アレだよな!本名は………ウスゲだっけ?」
カンナギ「あ?ウスギじゃねぇか?」
「忘れちゃったけどそんな名前の奴!オヒカさんの所でホニちゃん達と働いてる!!薄給の!!」
クグラ「遅刻とサボりの常習犯!」
オヒカ「……………あー!分かりました!あの男ですね!あの………うん。あの男だ。」
あの男とはこの物語のオリキャラの一人『ウスイ』である。
「オヒカさんにまで名前忘れられてるとは…ある意味凄い男よね…アイツ。で、あの男がどこに居るのか教えてほしい……あぎゃー!!」
オヒカ「…ぶふっ!!」
突然目の前で『だっちゅーの!』のポーズをとった為オヒカは驚き吹き出してしまった。
「ちょっと!吹かないでよ!!」
オヒカ「あっ…いや…いきなりで驚いて…」
クグラ「あー!!オヒカ!!今、鼻の下伸びたな!?」
オヒカ「えっ!?いや…そんな事は…」
クグラ「僅かだが絶対伸びてた!タンデの鼻毛くらいの長さだが伸びてたぞ!」
「…なんでタンデの鼻毛の長さなんて知ってんの?」
クグラ「この前、属鞘会議があった時に俺が話してるのに堂々と鼻毛抜いてたからだ。」
カンナギ「……お前の属鞘って緊張感ねぇな。」