• テキストサイズ

クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第146章 ウスイの呪い


ある日、朝寝坊してまだ寝ていた涼子が寝室で叫び声をあげた。
「ぎゃー!!」
クグラ「涼子ー!!どうした……ん?」
「あっ!クグラ!!…体が勝手に!!」
涼子は寝所で四つん這いになって尻を突き出していたのだ。セクシーポーズというやつである。
クグラ「ふっ…朝から大胆だな。俺を誘うならそんな回りくどい事せずに正直に言えばいいのに。」
「違うわよー!!私の意思とは関係なく体が勝手にこの体勢になっちゃう……ぎゃー!!」
また別のセクシーポーズをとった。
クグラ「……本当に誘ってるわけじゃないのか?」
「誘ってません!朝ご飯も食べてないのにそんな事する気力なんてないわ!!」
クグラ「なんだ〜…とりあえず朝飯食っちまえよ?起きてこないから侍女に用意させたからな?」
「こんな体勢で食べられないし!……ぎゃー!!」
更にまた別のセクシーポーズをとる。
クグラ「……ふざけてるわけじゃないんだよな?」
「ふざけてないってば!!…おそらく呪いね。」
クグラ「えっ!?涼子を呪った奴が居るのか!?いい度胸してるな…」
「一応目星はついてるんだけど……いぎゃー!!」
また別のセクシーポーズをとった。
クグラ「…ヤベェ!その格好!なんか興奮してきたぞ!」
「いやいやいやいや!!興奮してる場合じゃないから!!お願いカグツチへ連れてって!」
クグラ「…まさか!その格好してカンナギを誘おうとしてる!?」
「んなわけないでしょ!早く連れてけって言っとるんじゃー!!」
とりあえずクグラはセクシーポーズをとったままの涼子をカグツチへ連れて行った。
/ 603ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp