第146章 ウスイの呪い
クグラ「……平和になったせいか妙なくらい気が抜けた奴が増えたとは思う。ちなみにタンデはちゃんとシメといた。」
「はぁ………まぁタンデの鼻毛はとりあえず置いといて。…で、オヒカさん?あの男はどこに居……うぎゃーー!!」
また新たなセクシーポーズを取りながらオヒカに聞く。
オヒカ「………そこの畑にいます。」
割と近くに居たのである。
クグラ「…あんな近くに居たのに存在に気が付かないとは……只者じゃねぇな。」
カンナギ「流石…ウスギ………しかも仕事サボってるのに誰にも気付かれてねぇ…。」
クグラ「あ?ウスギじゃなくてウスゲだろ?」
「どっちでもいいわ!……コラー!!ウスオー!!私を元に戻しなさーい!!」
涼子はセクシーポーズをとりながら走って行く。なんとも奇妙な状態である。
ウスイ「ウスオじゃなくてウスイだ!!…もぅ俺の呪いに気付いたか。」
「私にこんな事するのはあんたくらいでしょうが!!こんな腹いせする暇があるなら必死に働いてさっさと返済しなさいよ!」
カンナギ「なんだ?コイツまた返済滞ったのかよ?」
「そうなのよ。せっかく分割してやったのに!この前取り立てに行ったからその腹いせで私に呪いをかけたようね。」
ウスイは少しだが霊力があるので霊を見たりちょっとした呪いをかけたりが出来るのである。
ウスイ「ただの取り立てじゃなくて俺に蹴り入れただろ!?」
「あんたが私の顔見るなり『げっ!?出た!!』とか言って逃げたからだろうが!てか、さっさと呪いを解け!」
涼子はセクシーポーズをしながらウスイに詰め寄る。
ウスイ「…ぷふっ!!変態みたいだ……あだだだ!!」
「貴様のせいだろうがー!!」
気合いでプロレス技をかけた。
オヒカ「……涼子様、落ち着いてください!……コラ!ウスギ!!ちゃんと支払いくらいしないか!」
ウスイ「だって…給料少ないし…それに俺はウスイです!」
オヒカ「名前なんてこの際どうでもいい!お前がサボりと遅刻癖を直さないから給料少ないんだろう!」
クグラ「本当にクズだよな…」
ウスイ「ゔっ…みんなで俺をバカにしやがって…もっと腹いせしないと気が済まん!」
ウスイは藁人形を出した。