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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第13章 呪い屋


「仕方ない…あまり使いたくなかったが…『阿毘羅吽欠蘇婆訶!!』」
涼子は霊力を最大限に発揮しリルカを攻撃した。
リルカ「ンギャー!!なんだ…この力はー!!」
そしてリルカは消滅した。
カンナギ「スゲェ…一発で消しやがった。」
クグラ「涼子!やったな!!…涼子?」
涼子は先程の技でかなり体力を使い倒れていた。
ヨルナミ「涼子さんしっかりしてください!!」
ヤタカ「まさか、呪い屋に呪いをかけられたのか!?」
「…さっきので体力使い切っちゃって…立てないし、喋るのも…辛いの。」
クグラ「涼子…俺らの為に。」
クグラは涼子を抱きしめる。
「とり…あえず、帰ったらそのまま…休ませて?」
クグラ「わかった!早く帰ろう。」

それから涼子は眠り3日経ってようやく普通に話したり動けるようになった。
クグラ「涼子、具合はどうだ?」
「なんとか大丈夫そう。ようやく動けるようになったよ。」
クグラ「よかった…このまま涼子が寝たきりになったらどうしようかと…。」
「あの技使うとかなり体力消耗するからさ。心配かけてごめんね。」
涼子はクグラの手を握り言う。するとそこに見舞いにカンナギたちがやって来た。
カンナギ「よっ!乳繰り合ってるところ悪りぃな!」
ヨルナミ「カンナギ!ちゃんと挨拶なさい!…涼子さんこんにちは。急に来て申し訳ありません。先日はありがとうございました。」
ヤタカ「お邪魔するよ。具合は大丈夫かい?」
「みんなわざわざありがとう!もう大丈夫だよ!体力消耗する技使って動けなくなっちゃっただから。」
カンナギ「にしても凄かったよな…一発であの呪い屋を消したんだもんな。」
「あぁしないと全員リルカにやられてたからね。」
ヨルナミ「あまり無理はしないでくださいね?」
「うん。」

その夜寝所にて
「ねぇ…クグラ?」
クグラ「どうした?」
「ぎゅーってしてくれる?」
クグラ「(…珍しいな)あぁ。」
涼子を優しく抱きしめる。
「今日はなんか甘えたい気分なの。」
クグラ「好きなだけ甘えていいからな。」
そして優しく頭を撫でる。
クグラ「(可愛いなぁ…本当ならこのまま脱がせてヤリたいが…今は我慢だ。涼子がもっと元気になるまでは。」
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