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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第13章 呪い屋


首都にて
カンナギ「なんだ、お前たちも来たのか?」
クグラ「あぁ。」
ヤタカ「涼子は呪い屋に狙われてるのだろ?外に出て大丈夫なのかい?」
クグラ「俺は本当は外に出したくなかったんだ。でも涼子が…」
「いいの。早く解決したいから。ところで、どこで亡くなってたの?」
ヨルナミ「こちらです。…こちらに女性の変死体がありました。」
「ここでか…。」
涼子は死体があった場所に行き手を合わせる。まだ血の跡がいくらか残っていた。
「お願い…リルカがどこに居るか教えて。」
神経を集中させ死者の声を聞く。
「ハニヤスに!?クグラ!ハニヤスに行かなきゃ!リルカが居る!!」
クグラ「わかった!行くぞ!」
カンナギ「俺らも行くか!みんな俺の浮舟に乗れ!」

ハニヤスにて
「リルカ!!出て来なさい!」
リルカ「ふふふ、見つかっちまったようだね。」
リルカが現れる。
クグラ「こいつが呪い屋の正体…。」
「これ以上人を殺すのはやめなさい!」
リルカ「ふっ、そんなチンケな命などどうでもいいんだ。アイツらの人を殺したいという願いを叶えれば私の力は高まる!私は三神涼子の身体が欲しい。この私の呪い屋の力とお前の霊力があればこの世を支配できるだろう!だからお前を殺させて死体にした後に体を頂こうと思ったのさ!まぁみんなビビりで全然役に立たなかったがね。」
「ご丁寧な説明ありがとう。でも私の体は渡さないよ!?」
そういうと涼子はリルカにお札をを投げつける。
リルカ「こんなもんで私を倒せると思ったのか?今度はこっちが行くよ!!」
クグラ「極飛!!」
クグラの風でリルカの攻撃の妨害をする。
リルカ「邪魔するな!!」
ヨルナミ「哭多!!」
ヤタカ「是空!!」
カンナギ「火焔!!」
神鞘たちも応戦する。
リルカ「お前たち…なかなかの力を持ってるようだね?お前らもぶっ殺して私の養分にしてくれるわ!!」
リルカは凄まじい邪気を出す。
「マズい!!みんな逃げて!!」
リルカ「逃すかー!!」
リルカの邪気が皆に襲いかかろうとする。ちなみに邪気はみんなには見えない。
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