第142章 お母さんを助けて
ハニヤスにて
クグラ「おっ!カンナギ発見!!」
カンナギ「おう!お前ら何か用か??」
「ちょっと聞きたいんだけど…昨日ハニヤスで行方不明になった親子って知ってる??」
カンナギ「あぁ…ちょうどその事で警察から捜査協力の依頼が来て行くところなんだ。一晩探しても見つからない……ん?ところでその子供は?」
「この子はハニヤスに住んでるマオ君。行方不明の子供の方よ。」
カンナギ「なんでお前らと一緒に居るんだよ!?」
「残念ながら…この子は亡くなったみたいで…霊になって私のところへ来てお母さんを助けてほしいって。」
カンナギ「母親の方はまだ無事なのか!?」
「まだ無事だと思うわ!」
マオ「お願い…お母さん動けなくなってるの…助けてあげて…。」
クグラ「で、家から一番近い山に行って崖から落ちたっぽいんだけどよ…コイツの家が分からなくて…。」
「ねぇ、マオ君。ここからでも家がどっちか分からないかな??」
マオ「分からないよ……ゔっ…お母さん…。」
霊のマオは泣き出す。
「泣かないで…。ねぇ、カンナギ?マオ君の家がどこだか分からないかな??」
カンナギ「大体の方向は警察から聞いてるが…とりあえず行ってみるか。近くまで行けば分かるかもしれないからな。」
そしてマオの家があるであろう場所まで向かった。