第142章 お母さんを助けて
霊「お姉ちゃん…僕のお母さんを助けて…。」
部屋で過ごしていると突然5歳くらいの男の子の霊に声をかけられた。
「坊やは誰??」
霊「僕はハニヤスのマオ。僕のお母さん死んじゃうよ…。」
「何があったの??」
クグラ「涼子?また霊か??」
霊はクグラには見えないのである。
「子供の霊がお母さんを助けてほしいって言うのよ。」
涼子は霊を実体化させる札を貼った。
「で、何があったの??」
マオ「昨日お母さんと山に出かけたらね…高いところから落ちちゃったの…。そしたら僕、痛くて動けなくて…それからみんなに見えなくなって…でも、お母さんはまだ苦しそうにしてるの…。誰も来ないから困ったの。」
クグラ「山って言ってもなぁ…。どこの山か分かるか?」
マオ「お家から一番近い山だよ。」
「じゃぁ、僕の家の場所教えてくれるかな?」
マオ「…ここからどうやって行くのか分からないの。」
「困ったわね…。」
クグラ「…カンナギの領土だから何か知らないか聞いてみようぜ?」
涼子とクグラは霊のマオと一緒にハニヤスに向かった。