• テキストサイズ

クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第139章 切り裂き魔


以前、衣を捲って下着を見るというスケベ霊が出たが今回は女性の衣を切り裂いて裸にするという悪質な妖怪が出た。
クグラ「涼子!絶対色っぽいパンツ履くなよ?それと胸を小さく見せるブラジャーなんての持ってたろ?アレ着けて前開きの衣は絶対に着るな!」
「そんなに心配しなくても大丈夫よ?」
クグラ「いや!用心に越したことはない!被害に遭ってるのは胸のデカい女ばかりだからな。」
「いやいや、大丈夫だって!私に襲いかかったら蹴散らしてやるから!」
クグラ「頼むからあまり危険な事はしないでくれ…無茶されると…子供の姿なのに心配で白髪生えてきそう。」
「……分かったわよ。できるだけ無茶しないわ!」
そうは言っても犯人が妖怪なので涼子は放っておけないのである。
そして数日後、クグラとミツハメの湖でデート中に妖怪と遭遇したのだ。
「ぎゃっ!なんでクグラとデート中に出るのよ!!」
もちろん涼子の服も切り刻まれていく。ちなみに妖怪はカマキリのような姿なのである。
クグラ「ゔっ……ヤバい…妖怪を止めなきゃいけないのに………止められない…。」
クグラは少しずつ裸にされていく涼子をガン見している。
「ちょっと!クグラ!!居るなら妖怪止め……あっ!!」
切り裂かれているうちに夫婦の証の首飾りの紐を切られてしまった。
「………………何しやがんだー!!貴様ー!!」
涼子はブチ切れて妖怪を素手でぶん殴った。
妖怪「ゔっ……なんて馬鹿力…。」
「煩いっ!!よくもクグラと私の愛の証をー!!」
今度は首を掴んで怒り狂いながら揺さぶった。
妖怪「んがー!!やめてくれー!!」
「必殺!一本背負い後のー!!バックドロップ!!」
妖怪「んげっ!!」
そして涼子の馬鹿力で呆気なく妖怪を倒してしまった。
/ 603ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp