第137章 ハツイに求愛?
女の子「許せない…女心を弄ぶ最低男めー!!」
クグラ「弄ぶって…本当にませてるよな。」
女の子「もぅいい…お前を喰ってやる!!」
そう言うと女の子は突然、蛇妖怪に変化した。
クグラ「げっ!?妖怪だったのかよ!?」
「どうりでクグラのお父さんに惚れるはずだわ!!」
ハツイ「おい!涼子ちゃん!それはどういう意味だ!?」
妖怪「ごちゃごちゃ言ってんじゃねぇー!!」
妖怪はハツイに襲いかかろうとするが…
クグラ「あらわれたまえ!極飛!!」
クグラが神意で防御した。
妖怪「鞘がー!私の邪魔をするな!!」
クグラ「事情を話すのは面倒だから省くがコイツを死なせるわけにはいかないんでな。…俺からよく言って聞かせるから今回は許してやってくれないか?頼む…。」
クグラは妖怪に向かって軽く頭を下げた。
イナミ「パパが…ママ以外に頭下げるなんて初めて見たわ。」
クグラ「イナミ!余計な事言わなくていい!」
妖怪「ゔぅっ……」
すると妖怪は少し落ち着き少し泣きながら大人の娘の姿になった。
「あれ?もしかして好きな姿に変身できるの?」
妖怪「はい…。本当はさっきの蛇妖怪の姿なのですが……その都度姿を変えながら人間に混ざって生きてきました。今はある夫婦の子供として生きているので子供の姿に……」
「そうだったのね………!?」
涼子が何気なく横を見るとハツイが妖怪を見て鼻息荒く興奮していた。
ハツイ「…そんな色っぽい姉ちゃんになれるなら最初から言ってくれりゃいいのに!」
妖怪は結構色っぽく胸も大きいのである。
ハツイ「よし!俺の嫁にでも恋人にでも愛人にでもしてや……ぐあっ!!」
妖怪に思い切り蹴りを入れられた。
妖怪「黙れ!スケベ野郎!今更ふざけんな!バカヤロー!!」
ハツイ「ぎゃー!!やめろー!!」
そしてハツイは妖怪にズボンを下されお尻叩き100連発を受けるのであった。
ハツイ「クグラー!助けてくれー!!」
クグラ「ちっとは反省しろっ!!」
こうしてハツイはお仕置きを受け、妖怪の女の子はハツイの事を吹っ切りまたそれなりに幸せに過ごすのでした。