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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第132章 こどもの日


5月5日は日本では『こどもの日』である。
それを利用してクグラはある事を企んでいた。
クグラ「涼子〜!今日は日本ではこどもの日だったよな?」
「そうだよ〜!よく覚えてたね!」
クグラ「子供らが生まれてから毎年言ってるんだから覚えてるさ!確か魚の模様の布飾ってたよな?」
「あれは鯉のぼりね!あと、兜飾ったりもするよ?」
クグラ「そうそう!鯉のぼりと兜な!つーか、思ったんだけど俺も子供じゃん?」
「まぁ見た目はね。」
クグラ「子供らに何かお祝いするんだろ?」
「ちょっとしたご馳走とこどもの日のお話の絵本あげるつもりだよ?」
クグラ「…俺も子供だから祝って?」
「あんた父親でしょうが。」
クグラ「いいじゃ〜ん!」
「まさか絵本欲しいの??」
クグラ「ん?違う違う!ちょっと特別な事してほしいだけ〜!」
「特別な事って??」
クグラ「……こどもの日って事で、そろそろ5人目を作らないか?」
そう、クグラの企み?とはこどもの日だから子供を作っちゃおうぜ〜!という事だった。
「う〜ん…5人も居たら大変じゃん?下手すりゃまた双子で6人になる可能性もあるし…。」
クグラ「俺は涼子との子供がもっと欲しいんだ!こどもの日っていうくらいだから縁起良さそうだし?」
「いやいや、子供が出来やすい日ってわけじゃないし…。」
クグラ「……どうしても嫌か?」
少し涙目になって涼子を見つめた。
「嫌ってわけじゃないけどさ…。ちゃんと育てられるか不安なのよ。」
クグラ「俺もちゃんと協力する。自分から気を効かせてとかは苦手だけど…今よりもっと協力するから!」
「……分かった。先ず妊娠出来るか分からないけど…挑戦してみようか!」
クグラ「やったぁ!では早速寝所へ!」
ウルキ「ちょっと待った!」
クグラ「あっ…お前達…。」
イナミ「イチャイチャする前にちゃんと私達のこどもの日のお祝いしてよね!」
「こりゃぁ失礼しました。クグラ…とりあえず夜にね?」
クグラ「そうだな。…涼子、今夜楽しみにしてるからな?」
「…うん。」
トミテ「早く飯ー!」
ヒキツ「絵本も聞かせてよ〜!」
「はいはい。準備するから待っててね。」
こうして家族でこどもの日のお祝いをして夜は夫婦二人で妊活に励むのであった。
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