第131章 怒りのクグラ
クグラ「この前、日本から持って来た写真付きの本見てだだろ?」
「あぁ…雑誌ね!それが??」
クグラ「〇〇君カッコイイなぁ!って褒めてただろ!?」
「……あぁ!言ったかも。でも一言だけじゃん?」
クグラ「俺はそれが一番許せないんだ!!俺は何でも涼子の一番でいたいんだ!!」
クグラは無意識に頬を膨らませて怒っていた。ちなみに今は子供の姿なのでその怒る姿がなかなか可愛らしいのである。
「クグラったら……………ヤキモチ妬いちゃって可愛い〜!」
涼子はクグラに抱きついた。
「カッコイイのも可愛いのも大好きなのも私の中でクグラが一番なんだからね?だからそんなプンプン丸しないの!」
クグラ「プンプン丸って何だよ…」
「ほっぺた膨らませてプンプン怒ってますって顔してるじゃないの!お兄ちゃんなんてあまりの可愛さに下向いて震えてるわよ?」
エトの方を向くと確かに下を向いて震えていた。
クグラ「…笑ってんじゃねぇのか?……それはそれでムカつくけど。」
エト「……いや…可愛過ぎて……」
クグラ「可愛い言うなっての!」
「クグラ……もぅ他の人の事カッコイイとか言わないし約束も守るから……機嫌直して?」
涼子はまたクグラに抱き着きそして耳元で囁く。
「今夜…クグラがしたい事…好きなだけしていいよ?」(超小声)
クグラ「………本当に?」
「うん。」
クグラ「……………よし!じゃぁ部屋に戻ろう!!」
結構しつこく怒っていたのに呆気なく機嫌を直したのである。
クグラ「兄さん!俺ら行くから!」
「お騒がせしてごめんね?」
そして二人は部屋に戻って行った。
エト「もぅつまらん喧嘩をするなー!!」