第133章 母の日

ある日、クグラは子供達を集めて話出す。
クグラ「お前達よく聞け！」
ウルキ「え？何を？？」
イナミ「あっ！分かった！またママを怒らせたから私達に助けてほしいんでしょ？」
ヒキツ「パパ、ごめんなさいしよう？」
トミテ「一緒に謝ってやる！」
クグラ「だー！！違ぇっての！！涼子の世界で今日は何の日か知ってるか？」
トミテ「おで知らねぇ！」
ヒキツ「ヒーちゃんも分かんない。」
クグラ「お前ら…薄情だなぁ。母の日だよ！」
イナミ「あー！！ママにお花あげる日だよね？」
ウルキ「僕前にお手紙もあげたー！」
クグラ「その通り！母親に感謝する日だから今年もみんなで花を贈ろうと思う！」
イナミ「賛成！」
ウルキ「どこでお花摘むの？？」
クグラ「実はな！この前仕事で山の方行ってさ〜スゲー綺麗な花畑見つけたんだよ！」
トミテ「父ちゃん仕事なんていつしたんだ？」
クグラ「毎日のように働いてるっての！！」
ヒキツ「パパ！ヒーちゃんお花畑行きたいよ！」
クグラ「おぅ！だから今からみんなで山へ向かう！涼子に内緒にしてクグランに連れてってもらおうな！パパから頼んでおいたんだ！」
ヒキツ「やったぁ！クグランだぁ！！」
なぜクグランに変身する必要があるかというとそのままの姿で子供四人抱えて飛ぶのはだいぶハードだからである。
そして妖精クグランに変身し子供達を背に乗せて花畑に向かった。
トミテ「怪獣クグランはスゲーな！」
ヒキツ「トミテ！妖精だよ！」
ウルキ「ねぇ…イーちゃん？クグランってパパだよね？」(コソコソ)
イナミ「うん。普通にパパだよ。でもヒキツとトミテには黙ってた方がいい感じじゃない？」(コソコソ)
ウルキ「そうだね。」(コソコソ)
何気に空気を読む姉と兄なのでした。