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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第131章 怒りのクグラ


「……………ごめん。本気で分からない。」
クグラ「もぅ俺、本気で怒ったもんね!涼子と口聞いてやんない!!」
「……何よ。自分だってすっとこどっこいで色んなこと忘れるじゃないさ!」
クグラが怒り出すので涼子もキレ出す。
クグラ「なっ!すっとこどっこいとは何だよ!!」
「だったら何で怒ってるかとりあえず言ってみなさいよ!どうせ何で怒ってるか忘れちゃったんじゃないの〜?」
クグラ「何だと!尻デカ女め!最近脚もだいぶ太くなったんじゃねぇか?」
「何ですってー!!そっちはチビのくせに!!」
エト「こらこら!お前達!いい歳して子供みたいな喧嘩するんじゃない!…クグラ、何の約束か言ってみなさい。な?」
クグラ「……………毎日、『愛してる』って5回言うのとチューを最低3回はする約束だよ!!昨日は4回しか言ってないぞ!あと昨日、お帰りなさいのチューはしたけど朝のチューと夜のチューしてないじゃないか!!」
「………いやいや、昨日は忙しかったから。ついうっかり…。」
クグラ「それに最近は先に寝ちゃって夜にイチャイチャできねぇし!!」
「なんか最近眠くてさ〜。」
クグラ「愛が足りないぞ!!」
エト「…お前はそんな事でずっと拗ねてるのか。」
クグラ「拗ねてるんじゃなくて怒ってるんだ!それに!そんな事って言うなよ!」
「……ごめんね。でもさ〜お互い忙しい時とか疲れてる時は臨機応変にさ〜。」
クグラ「俺は疲れてても眠くてもチューだけはしたいんだ!それと…他にも許せない事がある!」
「何よ?」
クグラ「昨日の夕飯の炒め物にピーマン3切れも入れただろ!」
「あぁ……入ってた?よく見てなかったわ。」
クグラ「俺がピーマン嫌いなの知ってるくせに!つーか、食う時になんで『はい、クグラあ〜ん!ってして?』ってやらなかったんだ!?俺食わせてもらうの待ってたのに!だから俺は怒ってるんだぞ!!」
エト「クグラ……ピーマンくらい黙って食べなさい。」
クグラ「無理!!あともう一つ!」
「え!?まだあるの??しつこいわね!?」
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