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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第129章 自称料理人の霊


「はぁ…クグラのおかげで助かった。」
ヨルナミ「これ以上はもぅ食べれませんもんね。…胃もたれしたかも…。」
クグラ「俺も限界だったからさっさと成仏してくれと思って言ったらあっさり成仏したな!」
「それにしても……ねぇ、味どうだった??」
ヨルナミ「まぁ…お世辞にも美味とは……。」
クグラ「普通に死ぬ程不味かったぞ。」
「だよね…。」
そしてただ不味い料理を食べる事になって不運だったなぁくらいに思った三人だったのだが、その日の夜事件は起きた。
ヨルナミ「ゔっ…」
ヒルコ「ヨルナミ様、どうなさいましたか?」
ヨルナミ「ちょっと胃の調子が……。」
ヒルコ「もしかして…霊が作った料理のせいですか!?」
ヨルナミ「おそらく……というか絶対それのせいです。今日はもぅ休ませてもらいます。」
ヒルコ「お大事にしてください。それにしても…神鞘様を具合悪くさせるとは……なんと恐ろしい。」
その頃カセフノでは…
「ゔっ…ちょっとトイレ!!」
クグラ「待て!俺が先だ!!」
夫婦揃って見事にお腹を壊してトイレの取り合いをする事になった。
「私が先よ!!女の子に譲りなさい!!」
クグラ「煩ぇ!それどころじゃねぇんだよ!!お前は向こうの便所行け!!」
「間に合わないわよ!!」
クグラ「俺だって同じだ!!」
「極飛で飛んで行けばいいでしょー!!」
涼子は力ずくで先にトイレに入った。
クグラ「あー!!涼子!!狡いぞ!!…………後で覚えてろよ!」
ヤバそうなので諦めて部屋の外のトイレまで飛んで行った。
それから次の日まで腹痛は続いた上に数日間も胃もたれに悩まされることになるのであった。
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