第130章 なんで？

ここ数日、ヒキツとトミテの『なんで？』という質問が頻繁にあり涼子とクグラは気疲れしている。
ヒキツ「ねぇ、なんでママは幽霊が見えるの？？」
トミテ「なんで父ちゃんは母ちゃんより黒いんだ？？」
ヒキツ「なんでママは鳥が怖いの？？」
トミテ「父ちゃんはなんで小さいんだ？？」
クグラ「だー！！小さい言うな！！つーか、お前ら最近なんでなんで煩ぇ！」
「こらこら、流石に煩ぇはマズいでしょ。」
クグラ「だってさ〜答えてもまた新たな質問が何度も何度も続くんだぜ！？」
「……まぁ、ウンザリする気持ちは分かるわよ。」
クグラ「イナミとウルキはなんでなんであんま言わなかったよな？多少はあったけど…。」
「でも、その代わり下品だったじゃない？」
クグラ「あぁ…そうだったな。ウンコ見せろと何回も言われたし…チ〇コだの酷かった時期あるよな…。」
「ほとんど被害に遭ったのはクグラだったけどね。しかもなんでの内容も下品なの多かったし。」
クグラ「あぁ…なんでチ〇コ付いてるの？とか、ウンコってなんでウンコっていうの？とかな。」
「ヨルナミさんにチ〇チン付いてるの？なんて言ったことあったわよね…。」
クグラ「ぷふっ！！…確かにそんな事あったな！懐かしいなぁ…」
ヒキツ「ねぇ、喋ってないで教えてよー！！なんでヒーはトミテと一緒に生まれたの？」
トミテ「なんで父ちゃんより母ちゃんのが強いんだ？」
クグラ「おいコラ！トミテ！お前は俺に喧嘩売ってんのか！？」
トミテ「喧嘩って売れるのか？？」
ヒキツ「どこで売ってるの？？」
「はぁ…質問に質問で返ってくるのよねぇ…。」
二人でウンザリしているとエトがやって来た。
エト「失礼する。クグラ、そろそろ属鞘会議が……」
トミテ「あー！！エト！！」
ヒキツ「エトー！あのね〜？」
エト「どうしたんだ？」
トミテ「なんで父ちゃんより母ちゃんのが強いんだ？」
エト「……トミテはどうしてだと思う？」
トミテ「おではな〜、母ちゃんのが偉いからだと思う！」
エト「そうかもしれないな。」