• テキストサイズ

クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第129章 自称料理人の霊


「どうやら自分がなんで霊になったのか分かってないみたいなのよ。」
霊「霊だと??俺は透明人間になったんじゃないのか!?」
クグラ「なぜに透明人間!?普通に死んだと思うんじゃねぇのか!?」
霊「えっ…死んだ?」
ヨルナミ「これ!クグラ!!」
霊「そうか…俺…死んで霊になったのか……どおりで声も届かないはずだ…。」
クグラ「……なんかすまない。余計な事言った…。」
霊「いや…いいんだ。事実なんだし。」
「分かってもらえた事だし…成仏できますか?」
霊「一つだけ最後にやりたい事がある。」
「何??もしかして奥さんに会いたいとか??」
霊「いや、それは別にいいや。夫婦仲結構冷え切ってたし。」
「あぁ…そうなの。で?何がしたいの??」
霊「あんたらに…俺の作った料理を食べてほしいんだ!!」
「そんなのお安い御用よ!ね?クグラもヨルナミさんもいいよね?」
クグラ「いいぜ!美味いもん食えるし!」
ヨルナミ「私も構いません。それで成仏できるのでしたら。」
霊「よし!じゃぁ…先ずは食材を用意しなければな!」
「それなら私が買ってくるよ!その間に調理器具とかしばらく使ってなかったみたいだから洗ったり準備しといてよ!」
霊「あぁ、お嬢さんすまないね。」
そして準備万端整い霊は慣れた手つきで料理を始める。
ヨルナミ「…流石料理人ですね。動きに無駄がない。」
「うんうん!私みたいなただの主婦とはやっぱ違うわね!」
クグラ「早く飯できないかなぁ〜!」
待つ事約20分で料理が出来た。
/ 603ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp