第127章 アオイの部屋に出た変態霊
「うわ〜…何も無い部屋ね。」
アオイの部屋はとてもシンプルであった。
アオイ「別にいいだろ!?」
クグラ「なんか最低限の物だけって感じだよな。」
「まさか…ヤタカに従うのが嫌になったらさっさと夜逃げできるように最低限の物だけにしてる!?」
ヤタカ「え!?アオイ、そうなのかい??」
アオイ「そんなわけないじゃないですか!!収納庫にそれなりに入ってますから!出しっ放しが嫌いなんです!」
「おぉ!流石、ヤタカの属鞘!なかなかの神経質!」
クグラ「基本出しっ放しの我が家と大違いだな!」
ヤタカ「君達の部屋は少しは整理整頓した方がいいと思うよ。」
「私らの部屋のことは放っておいて!それより霊よ!」
クグラ「涼子、何か感じるか??」
「………ちょっと失礼!」
そう言うと涼子はタンスを開ける。
「…あんた…何してるの??」
霊「あっ…どうも?」
アオイ「何か居るのか!?」
霊の姿は涼子以外には見えてないのです。
「ここにね…ちょっと見覚えのある霊が居るのよ。」
涼子は実体化させる札を霊に貼る。
クグラ「………あー!!コイツ!お見合いの時のオカマ!!」
ヤタカ「あぁ!僕も見覚えがある!!アオイと意気投合した!!」
アオイ「え!?どう言うことです??」
この霊は以前、アオイ達と集団お見合いした時の一人なのだが…幻を見せられていた為、超絶美女に見えていたので今の本当の姿は知らないのである。
リン「アオイさん、お久しぶりです。リンです!」
アオイ「……え?誰??」
「だからあのお見合いの時の霊だってば。あんたらは幻見てたから今の姿は知らないだろうけど。」
アオイ「は!?幻!?」
ヤタカ「アオイ…君はお見合いの時、幻を見ていたんだよ。これが彼……彼女の本当の姿なんだ。」
アオイ「え!?ヤタカ様知ってて黙ってた!?そんな……うわー!!」
アオイは心は女とはいえモロおっさんにデレデレしてたと知りショックを受ける。