第124章 クグラの誕生日 その二
クグラ「今日は俺の誕生日〜!!」
一人ではしゃぐ、いい歳した王様見た目年齢11歳なのです。300年以上生きているが未だに誕生日は楽しみらしい。
クグラ「涼子?今日は何の日だ〜??」
「ん?クグラの誕生日でしょ?ちゃんと覚えてるから大丈夫よ!」
以前、誕生日を忘れたフリをして後から驚かせようとした時に半泣きで城を飛び出したという前科があるので今回はそういうのはやめることにした。
クグラ「今日の飯は俺の好きな物ばかりなんだろ??」
「そうだよ!今日は野菜細かくして練りこんだり野菜が溶けるまで煮込んで混ぜたりしないからね〜?」
いい歳して野菜が嫌いな為小細工しないと食べないのである。
クグラ「ピーマン抜きのハンバーグは絶対だからな!」
「分かってるって!」
そしてクグラは次は子供達の元へ行く。
クグラ「お前達〜!今日は何の日か知ってるか??」
ウルキ「ん〜…ウーがイーちゃんと二人きりでデートする日!」
イナミ「んな事しないわよ!!アホンダラ!!」
ヒキツ「もしかして…クグランが来りゅの?」
トミテ「おで!クグランに飛ばしてもらうじょ!」
クグラ「お前らなぁ……今日はお前らの偉大なるお父様の誕生日だろうが!!」
ウルキ「あっ!忘れてた!!」
イナミ「私の誕生日以外覚えてないわ!」
ヒキツ「たんじょうび??」
トミテ「おで知らないじょ!」
クグラ「………涼子ー!!此処に親不孝な子供がいる!!」
「はいはい。みんな?今日はクグラの誕生日なの。誕生日ってのは生まれた日ね?今からずっと昔の300年以上前の今日3月30日にクグラは生まれたのよ?」
ヒキツ「えっ!パパ赤ちゃん??」
「大昔は赤ちゃんだったのよ?」
トミテ「赤ちゃん見たいじょ!」
「いや…それは無理かな。」
クグラ「いや!そろそろ子作りするからしばらくすれば赤ん坊見られるかもしれないぞ?」
イナミ「えっ!?赤ちゃん生まれるの!?」
ウルキ「どうやって赤ちゃん来るの??」
クグラ「ん〜とな…まず涼子を寝所に寝かせて………ぐあっ!!」
涼子はクグラを殴った。