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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第117章 スカート捲りする霊


ハツイ「頼むよ!クグラ!コイツらウンコ漏らすし泣き喚くし、こんなんじゃ良い女見ながらニヤニヤする暇もないし、もぅ俺限界!!」
半泣きになりながらハツイはクグラに縋り付いた。
クグラ「ったく…仕方ねぇな。」
なんやかんやで父に甘いクグラはハツイの母に子供ら三人をカセフノの城で預かると話をしてとりあえず城へ戻りハツイの弟と妹を侍女に任せて涼子とハツイと見回りをする事にした。
ハツイ「あ〜!アイツらの面倒から解放されて気分爽快!!」
「そんなに疲れてたんだ。」
ハツイ「そうなんだよ…だから…涼子ちゃん癒して〜!!」
いつもの調子でハツイは涼子に抱きつこうとしたがクグラに阻止される。
クグラ「俺の涼子に気安く触るなって!」
井戸の霊の時以降は性欲が増してスケベなことに対しては素早く動けるなったはずなのだがしばらく子守ばかりしていて動きが鈍ってしまったらしい。
ハツイ「ゔぅっ…せっかく俊敏な動きで好き放題できるようになったのに…。子守のせいでこんなトロくなっちまった…。」
「いや、その方がみんな平和だから。」
そして見回りしていると都合良く衣廻りの現場に遭遇した。
女「きゃー!!」
クグラ「ん!?速過ぎて犯人の顔が全然見えん!」
その衣捲りの犯人はかなりの速さで動くので姿が見えないようだ。
ハツイ「アイツ…なかなかやるなぁ。」
「んなこと言ってる場合じゃないでしょ!クグラ!ちょっと嬉しそうな顔してないで早く助けてあげてよ!」
衣が捲れてるのを見ながらクグラらちょっとニヤついてたのである。
クグラ「そうだったな!あらわれたまえ!極飛!!」
神意の威力を抑えながら犯人に攻撃をした。ところが全く効かなかったのである。
クグラ「極飛が効かない…まさか!?」
「もしかしたら犯人は霊ね。」
ハツイ「ん?霊なのに涼子ちゃんはなんで直ぐに気付かなかったんだ?霊能者なんだろ?」
「いや〜…ちょっと寝不足でね。霊力が低下してたみたい。」
ハツイ「なにー!?まさか朝までクグラと寝所であっはん!うっふん…ぐぇっ!!」
涼子はハツイに拳骨をした。
「そういうこと言わないでよ!スケベじじぃ!!」
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