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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第117章 スカート捲りする霊


最近、天和国中で女性が衣を捲られて下着を見られるという被害が多発していた。
「まったく…しょーもない奴がいるのね〜。」
クグラ「だよな〜!そんなに見たいなら自分の嫁のを見りゃいいのに!」
クグラは涼子のスカートを捲りながら言う。
「ちょっと!恥ずかしいからやめてよ!」
クグラ「いいじゃねぇかよ〜!愛する旦那様が見てるだけなんだし!」
「もぅ!スケベなんだから!…そういえばスケベといえばクグラのお父さん、最近来ないわよね?」
クグラ「あぁ…すっかり忘れてた。どうしてるんだろうな?」
「……ねぇ、まさかとは思うけど…その女性の衣捲ってるのってクグラのお父さんってことはないよね?」
クグラ「……残念ながら絶対無いとは言えないな。」
気になったので二人はクグラの父の生まれ変わりのハツイに会いに行くことにした。
クグラ「あっ!居た!親父〜!!」
ハツイ「おぉ!愚息のクグラにおっぱい大きな涼子ちゃん!」
「そういう言い方はやめてってば!」
クグラ「愚息言うな!普通にクグラだけでいいだろうが!」
ハツイ「煩いなぁ。で?何か用か?俺忙しいんだが。」
ハツイは今の弟と妹の面倒を見ているのである。
「最近ね、国中で女性の衣を捲って下着を見るっていうスケベな奴が出るんだけど…。」
クグラ「その犯人って親父じゃねぇよな?最近俺らのとこに遊びに来ないしよ。」
ハツイ「は?俺がそんなセコイことするわけないだろ?」
「あはは…まぁ、そうだよね!ごめん。」
ハツイ「また今の母親がまた赤ん坊を生んでな…ったくいつの間に子作りしたんだか…。それで上の弟と妹の面倒を俺が見てたんだ。忙しくてそんなことしてる暇はない!」
「クグラのお父さんも大変なのね…。」
クグラ「疑って悪かったよ…。」
ハツイ「それとな?俺がやるとしたら下着を見るだけでなく尻や太ももを撫でる!」
「もっと最悪じゃないの!!」
クグラ「まぁ、犯人が親父じゃないってのも確認できたことだし俺らはもぅ行くから!」
「見回りしないとね!」
ハツイ「待て!俺もその見回り連れて行け!」
クグラ「あ?だって弟と妹の面倒あるんだろ?」
ハツイ「もぅコイツらの面倒見てるのヤダから連れてってくれ!カセフノの領主クグラ様の命令だって言えば母親もダメとは言わないだろう!」
クグラ「んなこと命令したと思われるのヤダし!」
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