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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第10章 カレーを食べよう


ヨルナミ「昔からそんなに食べてたんですか??」
「うん。でも大食いだと自覚したのは初めて彼氏ができた13歳の冬…デートの時ケーキバイキングに行って100個食べたのを見られて振られてしまったわ…。」
ヤタカ「よく分からない単語がいくつかあるが…要は大量に食べたのを見られてフラれたってことでいいかい?」
「…まぁそういうことになるわね。」
クグラ「ちょっと待て!涼子!俺以外に恋人居たのか!?」
「…いや、昔の話ですから。」
涼子はちょっとバツが悪そうに言う。どうやら昔彼氏が居たことはクグラに話してなかったようだ。
クグラ「俺そんな話聞いてないぞ!まさか…涼子の処女膜を破ったのは俺ではなくてそいつだったのか!?」
「ちょっと!そういうことみんなの前で言うのやめてよね!」
クグラ「夫婦内で隠し事は無しだ!どうなんだ!?」
「…付き合って3日で振られたから何もないよ…。」
カンナギ「おっ!よかったなクグラ!処女膜破ったのお前だったみたいだぞ!つーか3日でフラれるってのもなかなかスゲーな!」
ヨルナミ「カンナギ!下品ですよ!それにフラれた涼子さんに失礼です。」
クグラ「…よかったぁ。涼子だけ実は経験済みだったなんてことになったら俺恥ずかしくて…。」
ヤタカ「ん?涼子だけ経験済み??君、後宮の女性を取っ替え引っ替え連れ込んでた時期なかったかい??」
ヨルナミ「あの時にそれなりのことしてたのではなかったのですか??」
クグラ「あっ…」
カンナギ「!?まさかお前…300年以上生きてたのにこの前まで童貞だったのか!?」
クグラ「…!!うるせぇ!もうお前ら帰れ!今日はお開きだ!」
ヨルナミ「…図星だったようですね。」
カンナギ「面白ぇこと聞いちゃった〜!」
ヤタカ「カンナギ…言いふらすのはやめた方がいいと思うが?」
カンナギ「いいじゃねぇかよ。ちょっとくらい。」
ヨルナミ「クグラをあんまり揶揄うと涼子さんに祟られるのでは?」
カンナギ「…まぁオヒカに言う程度でやめとく。」
ヤタカ「黙ってられんのかこの下品な男は…。」
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