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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第112章 バレンタイン


そして次の日クグラはクグランに変身してヒキツからチョコを受け取り、イナミはヒルハに頼んでカグツチに連れてってもらいカンナギにチョコを渡したのである。
クグラ「なぁ、イナミはパパにチョコくれないのか?」
ウルキ「ウーもイーちゃんから貰ってないよ!」
イナミ「は?ウルキはいつもおやつで食べてるから別にいいでしょ?パパだってママから貰ったし!」
クグラ「娘から貰うチョコは特別なんだよ!俺は涼子とイナミの両方から貰いたいんだ!」
イナミ「ママには自分の分以外に作るなとか言ったくせに!自分はママ以外から貰うわけ!?」
クグラ「ゔっ……」
「ちょっと…4歳児に言い負かされないでよ。イナミ?パパはイナミが特別可愛いんだよ?だからあんま冷たくしないであげてよ?」
イナミ「………じゃぁ小さいの1つあげる。」
自分用に作っておいたトリュフチョコを一つクグラに差し出した。
クグラ「イナミー!!」
クグラはイナミを抱きしめた。
イナミ「ベタベタするなー!!」
ウルキ「イーちゃん!ウーの分は!?」
イナミ「仕方ないなぁ…言っておくけど義理チョコだからね!!」
ウルキ「…やった〜!イーちゃんからのチョコ〜!!」
義理だという都合の悪いことは都合良くスルーできる性格なのである。
そしてヒキツとトミテも平等にイナミからチョコを貰い今年のバレンタインは終わったのである。
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