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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第111章 鳥妖怪の卵


ヒキツ「わー!!お化けー!!」
トミテ「違ぇよ!怪獣だじょ!!」
鳥妖怪はトミテの持っている卵を狙っていた。
クグラ「トミテ!卵を離せ!」
トミテ「父ちゃん!?」
クグラ「早く!卵を鳥妖怪に返すんだ!」
トミテ「ゔぅ…」
トミテは渋々卵を置いてヒキツと共にクグラの元へ行く。鳥妖怪は卵を掴むとさっさと飛んで行ってしまった。
ヒキツ「パパ〜!」
クグラ「お前ら…勝手にこんなとこまで行きやがって…。」
トミテ「だっで…鳥欲しがっだんだじょ…。」
クグラ「はぁ…まぁいい…城に戻るぞ?もぅ勝手に外出るなよ?」
そしてクグラはヒキツとトミテを抱いて城へ戻った。
城の前にて…
ヒキツ「パパ……ママ怒ってる?」
クグラ「ん〜…ちゃんと謝れば大丈夫じゃねぇか?」
トミテ「おで…やっぱ帰らない。」
クグラ「何言ってんだよ。」
トミテ「母ちゃん絶対怒ってるじょ。鬼みだいな顔するじょ!」
クグラ「怖い顔は認めるがあまり鬼扱いするなって。…ちゃんと謝れば許してくれるから。」
トミテ「ゔ〜…。」
二人ともクグラにしがみつきながら渋々城の中へ入り部屋の前まで辿り着く。
「あー!!コラ!!あんた達!何処で何してたのよ!!」
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