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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第111章 鳥妖怪の卵


廊下で涼子に出くわした。
ヒキツ&トミテ「ゔぅ……」
クグラ「いや〜…こいつら外に出ちまってさ。」
「外!?どおりで城内にいないわけだ。お兄ちゃんやみんなの部屋行っても来てないって言うし、いつまで経っても帰ってこないから探し回ったんだからね!」
クグラ「まぁまぁ、俺が後追ってたの言っておけばよかったんだよな。」
「まったくよ!」
ヒキツ「ママ…ごめんなさい。」
ヒキツは先に謝った。
クグラ「…ほら、トミテも!……な?」
トミテ「……母ちゃん…ごめんな。」
「……はぁ、まぁ無事でよかったわ。」
涼子は二人の頭を撫でた。
ヒキツ「うっ…ママぁ〜!!」
トミテ「があちゃ〜ん!!」(母ちゃ〜ん!!)
二人は涼子に抱き着いた。
「よしよし。…ところであの卵は??」
クグラ「鳥妖怪がこいつらの前に現れたから返してきた。」
「ならよかったわ。」
鳥妖怪の卵が無事に無くなって安心する涼子なのであった。
そしてその日の夜、寝所にて…
トミテ「おで今日は母ちゃんと寝る!」
ヒキツ「ヒーも!」
「あらま!二人とも甘えてきて珍しいわね。」
クグラ「おい!お前らは自分の寝所で寝ろよ!ここは俺と涼子の寝所だぞ!」
子供達が大きくなってきたので今は別で寝ているのである。
トミテ「じゃぁ、父ちゃんはあっちで寝ていいじょ!」
ヒキツ「ヒーのお布団貸してあげる〜!」
クグラ「断る!!」
するとそこにイナミとウルキもやって来た。
イナミ「あー!ヒキツとトミテ狡い!」
ウルキ「ウーもママ達と寝る〜!!」
クグラ「お前ら向こうで寝ろよ〜!狭いじゃねぇか〜!!」
そして家族全員で大人二人用の寝所で無理矢理寝るのであった。
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