第107章 嫉妬霊?
「……面倒臭いからヤダ。」
霊「そこをなんとか!!…ぐえっ!!」
涼子はしがみついてきた霊を蹴り飛ばした。
「触るなー!!」
ちなみにまだ服を着ていない状態なのである。
霊「だって…俺の本体がこのままじゃ…恋の病で死んでしまう!!」
クグラ「はっ!んなことで死ねるもんなら死んでみろ!」
霊「あー!!神鞘のくせに死んでみろって言った!!いけないんだー!」
クグラ「うわぁ…コイツうぜぇ…。」
「はぁ…じゃぁ、ちゃんと報酬は頂くからね?」
霊「えっ!?こんな豊かな生活してるのに無償じゃないのか!?」
「豊かだろうが貧しかろうがあんたからは頂くわよ!」
霊「鬼ー!!鬼女ー!!…ぐあっ!!」
霊は殴られた。
「ゴチャゴチャ言うなら助けねぇぞ!」
霊「ごめんなさい!お願いします。」
クグラ「しょーもない奴…。で?お前いったい何処の奴だ?」
霊「カグツチです。」
「あぁ、カグツチに明日行こうと思ってたから丁度いいや!」
クグラ「えっ!?カンナギの領土に何をしに!?まさかカンナギと密会!?」
「んなことしないわよ!名前と顔忘れちゃったけど前に有償でお祓いしてやって分割払いにしてやったのに支払いが滞ってる奴が居るから取り立てにいくのよ!」
クグラ「あぁ…そういやそんな話しあったな。…よし!俺も明日行ってその借金野郎の面を見てやる!」
霊「…まぁ兎に角明日よろしく。」
そう言うと霊はとりあえず出て行った。
「…さっさと出て寝ようか?」
クグラ「そうだな。…アイツのせいで気分が萎えたぜ。」