第107章 嫉妬霊?
そして夜
涼子とクグラは久々に二人きりでお風呂に入っていた?
クグラ「涼子〜!俺が体洗ってやるからな?」
「そう言って…体触るつもりでしょ〜?」
クグラ「いいだろ〜?夫婦なんだからさ〜!」
「え〜…でもちゃんと洗ってよ?」
クグラ「分かってるって!そしたら次は涼子が俺の体洗うんだからな?」
「いいよ〜!でも途中で押し倒したりしちゃダメだからね?」
クグラ「ん〜…それは約束できねぇな〜。」
「もぅ!クグラったらぁ!……だー!!また貴様かー!!」
クグラ「えっ…涼子?」
またイチャイチャしていると昼間に居た霊が出たのである。
「また昼間に出た霊よ。」
クグラ「あぁ、アイツか。つーか、結界は??」
「後で張ろうと思っててまだやってなかった。」
そう言いながら涼子はまた霊を実体化させる札を貼った。
霊「きー!!またお前らイチャイチャしやがってー!!しかも今度は全裸で!!」
「お風呂なんだから当たり前じゃないの!」
クグラ「そうだ!つーか、夫婦で一緒に風呂入ってイチャついて何が悪い!!」
霊「鬱陶しいんだー!!」
「…あんたいったい何が目的なわけ!?わざわざ私たちがベタベタしてる時にばっか現れて!!」
霊「知るか!!なぜか貴様らみたいにベタベタイチャイチャしてる奴らのところに行ってしまうんだー!!」
「…よし!じゃぁ私があんたを消し去ってあげるわ!」
涼子は封印の札を取った。
霊「ごめんなさい!助けてほしいんです!!」
消されそうになった霊が助けを求め出した。
「助けろって何をするのよ?」
霊「それは霊能者のお前が考えろ!」
「あ?誰に口聞いてんだ?」
涼子はメリケンサックを着けて殴ろうとした。
霊「ごめんなさい!!」
霊は土下座をする。
クグラ「で?何をすればお前は成仏するんだ?」
霊「成仏というか…俺は生き霊みたいなもんでして…。本人も自分が生き霊出してるなんて気付いてないんです…。」
「…もしかして好きな人が居てイチャイチャ願望があるのにうまくいかなくてイラついて生き霊放出して私らに絡んでるって感じ…。」
霊「…仰る通りでございます。お願いします!俺の恋が上手くいくようにどうか協力してください!!」
また霊は土下座をした。