第104章 トイレの花子さん?
霊「では、詫びをしてもらおうか。」
ヤタカ「いったい何をすれば…??」
霊「そうだなぁ…ウツロイ内に以前よりかなり豪華な墓を用意しなさい!」
クグラ「…そんなんでいいのか??」
霊「ただ豪華なだけじゃダメよ?私好みの素晴らしい墓にしてちょうだい!」
ヤタカ「分かった……すぐに手配する。来てくれ。」
「じゃぁ、私はとりあえずやることやったから先にキクリさんのとこに行くから!」
クグラ「俺もウツロイは風関係以外は管轄外だから涼子と一緒に行く〜。」
ヤタカ「待ってくれ!一緒に居てくれ!」
ヤタカは涼子の腕を掴んだ。
クグラ「なんだ?ヤタカ、まさかお前…俺の涼子とそんなに一緒に居たいのか!?」
ヤタカ「んなわけないだろ!僕は涼子よりキクリだ!」
「それはそうなんだろうけどなんかムカつくわね。別に後はあんたらが墓用意するだけなんだから私は用無しじゃないの?」
ヤタカ「…あの霊、気に入らないことがあると怒り出しそうじゃないか。なんかあった時に君じゃないと対処できないからお願いしてるんだ。」
「え〜。なんかあったらそん時はそん時じゃない?」
ヤタカ「……僕に何かあったらキクリの作った食事どころじゃなくなるぞ?」
「……仕方ない。着いて行くしかないようね。」
ヤタカ「頼んだよ。(いやぁ…本当に食い意地張ってるよなぁ…。)」
そしてウツロイのとある墓地にて
ヤタカ「君の墓をここにするっていうのはどうだろう?」
霊「……嫌っ!ここじゃなんか貧乏臭いし〜!」
クグラ「うわっ…贅沢な奴…。」
霊「は?誰のせいで新しい墓作ることになったと思ってんだ?」
クグラ「すみませんでした!!」
ヤタカ「分かった…他の墓地も見てみよう。」
何箇所か見てやっと気に入った墓地が見つかりそこに墓を建てることになった。
霊「超可愛い墓にしてよね!あっ!墓石の中心に宝石もよろしく!」
クグラ「(注文多いよなぁ…。)」
ヤタカ「分かった。(遺骨はあのままなのを気付いてないのだろうか…。)」