第104章 トイレの花子さん?
ある日、通信鏡にヤタカから連絡が入った。
ヤタカ「涼子、ウツロイで霊関連の仕事の依頼があるんだ。」
「え〜…今日はやる気が出ないんだけどなぁ〜。」
今日はいつもより寒いので涼子はやる気が出ないのである。
ヤタカ「…ちゃんと仕事したら帰りにキクリが何か美味しい物ご馳走するから家に寄ってほしいって言ってたんだけどな…。」
「そこまで言われたら仕方ないわね!引き受けましょう!」
ヤタカ「(凄い食い意地だな…。)」
そして涼子はウツロイへ向かう。向かう途中で仕事帰りのクグラと行き合ったのでクグラも同行することになった。
ウツロイの現場にて
ヤタカ「やぁ、やはりクグラも来たのか。」
クグラ「神鞘の仕事の時以外は俺は涼子といつも一緒だし〜!」
ちなみに涼子とクグラは基本いつも手を繋いでいるのである。
ヤタカ「まぁ仲が良いのはいいが。とりあえず涼子、頼むよ。」
「はいよ。で?お宅に霊が出るわけね?」
涼子は家主に問う。
家主「はい…この家は、ついこの前建てたばかりの新築なのですが…便所に入ろうとすると呻き声が聞こえたり…扉が開いたり閉まったり…兎に角奇妙なことが起こるんですよ。もぅ気味が悪くて…。家で用が足せないなんて不便過ぎる!」
クグラ「ん?じゃぁ普段はどこで用足してるんだ?」
家主「あぁ…その………」
ヤタカ「クグラ…そういうことは突っ込まないでおくのが紳士だろう。」
クグラ「別に俺紳士じゃねぇし?もしかして野糞か??それとも…」
ヤタカ「いい加減にしたまえ!!」
「……まぁ、どこで用足してるかは置いといてとりあえずそのお便所見てみましょうか。」
早速、扉を開くとそこに女の子の霊が居た。
「うわっ…トイレの花子さんかよ!!」
霊「花子違うし!」
その女の子の霊はおかっぱ頭に赤い服という天和国版トイレの花子さんという感じの見た目であった。