第103章 妖怪シリメ
まぁそんなこんな話したところで父の潔白を証明するために?涼子とクグラは妖怪探しに出ることにしました。
そして妖気を辿っていくとミツハメに辿り着いた。
ヨルナミ「涼子さんにクグラ…もしかしてミツハメに例の変質者妖怪が?」
「えぇ。妖気を辿ったらこの近くに居そうなんだけど…。」
すると少し離れた所から女性の悲鳴が聞こえた。
女「きゃー!!」
ヨルナミ「どこからか悲鳴が!?」
クグラ「…あっちだ!!」
クグラは悲鳴が聞こえた方を指差す。
「流石クグラ!女の声に敏感ね!」
クグラ「いや、普通にちゃんと聞けばどっちから聞こえたかくらい分かるから。」
そして悲鳴のあった方へ行くと、本当に目の付いた尻を出してる妖怪が居たのである。
女「きゃー!!変態!!」
「……………。」
クグラ「……………。」
涼子とクグラはそれを黙って見ている。
ヨルナミ「……あの、さっさと退治しないのですか??」
「いや…なんか珍しいからつい見てしまって。」
クグラ「コイツ、ただケツ出すだけだし放っておいて良くねぇ?屁をこく妖怪より害ないじゃん?たまに見る分には結構面白いし?」
ヨルナミ「いやいや、充分迷惑ですから!破廉恥ですし!さっさと退治してくださいよ!あの女性もお気の毒です。」
女「きゃー!!あっち行ってよー!!」
「しゃーない。」
涼子は妖怪用のハリセンを用意してシリメの尻をハリセンで叩いて天和国から追い出した。
「もぅ来るなよ〜!!」
とりあえず、これでシリメは出なくなりまた平和が訪れたのである。