第103章 妖怪シリメ
ある日、ウツロイのあまりひと気のない場所を歩いていたオキマの妻マルカとその息子ナカゴがある妖怪に出会った。
マルカ「…キャー!!」
マルカはナカゴの手を取って一目散に逃げて行った。
その出会った妖怪とはシリメという突然服を脱いで目の付いた尻を晒すというなんとも変態な妖怪なのだ。
通信鏡にて
ヤタカ「↑ということがあったらしいんだ。最近そういう事件が多発していてね。変態や妖怪は君の管轄だからよろしく頼むよ?」
「いや、変態は私の管轄違うし!まぁ…妖怪だからなんとかするけどさ。」
ヨルナミ「私の領土でも同じ妖怪が出ました。侍女達が襲われたと…。」
クグラ「ヨルナミのこともかよ。カセフノはまだ出てないが…カンナギの方は?」
カンナギ「出てないな。…ちょっと思ったんだけどよ…。」
ヤタカ「ん?何か気になることでもあるのかい?」
カンナギ「そのケツを出す妖怪って…涼子の親父ってことはねぇか?」
「は!?妖怪だから違うわよ!おそらくシリメって妖怪だし!意味不明だけど本当にそういう妖怪いるんだから!」
カンナギ「いや〜…だってよ?女ばかり狙って変態行為するって言ったら涼子の親父っぽいじゃねぇか。」
ヨルナミ「確かに…妖怪のフリして変態行為をしている可能性も…。」
ヤタカ「女性がキャーキャー言うのを喜びそうだもんね。」
「…あのね、私のパパはスケベで女好きで、しょーもないけど露出狂じゃないんだから!白昼堂々と外で服を脱いだりなんてしないわよ!……たぶん。」
クグラ「だよな。前に一緒に酒飲んだら酔って服脱いだりはしたけど素面でやるような親父さんじゃねぇよ!……たぶん。」
ヤタカ「二人揃ってたぶんって……まぁ、お酒が入ってるとはいえ人前で脱いだという前科はあるわけだね?」
カンナギ「あ〜ぁ、こりゃ確定だな。」
「だからまだ確定じゃないし!100歩譲って私のパパが人前で服脱ぐ変質者だったとしても尻に目は付いてないんだから!」
ヨルナミ「変質者でいいんですね…。」