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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第102章 天和国の幼稚園


最近、天和国の首都に幼稚園が出来た。
2歳からの子供はその幼稚園で預かってもらえるのである。
幼稚園側が浮舟で送り迎えをしてくれ、他の領土の子供達とも交流できて身分も関係なく子供同士遊んだり集団行動を学べるのだ。もちろんイナミ、ウルキ、ヒキツ、トミテも通っている。
ちなみに今回は幼稚園の参観会の話である。
イナミ「あぁ!爺ちゃん!」
ウルキ「爺ちゃん、おはよう!」
ハツイ「おう!お前達!」
ちなみに今更なのだがクグラ父の今の名はハツイという。フナムシからあらゆるものに転生して今5歳の人間の子供になったのでクグラの子供達と一緒に幼稚園に通っているのだ。
「クグラのお父さん、おはようございます。」
ハツイ「おぅ!涼子ちゃん!…そうか、今日は参観会だとか言ってたから来たのか…。」
「クグラのお父さんの今のご両親は??来てるの??」
ハツイ「いや、俺の弟と妹がまだ0歳と1歳で手がかかるから参観会どころじゃないみたいだ。」
「そうなの…。それはちょっと寂しいわね…。」
ハツイ「だから…涼子ちゃん!寂しい俺を慰めてくれー!!」
涼子の胸を目がけて抱きつこうとする。
クグラ「おい!親父!!俺の涼子に気安く抱きつこうとするな!」
そしてクグラによって阻止されるのが定番である。
ハツイ「なんだ…お前来てたのか…ちぇっ!」
クグラ「息子に向かってそりゃねぇだろ。」
ハツイ「息子より娘のが好きだし!」
クグラ「…あぁ、そうかい。」
ハツイ「つーか、お前参観会来る時間があるとは…カセフノの王って結構暇なんだな〜。」
クグラ「うるせぇ!今日の為に前倒しで終わらせられる仕事は終わらせといたんだ!まぁ…突然災害があったら途中でそっち行くしかねぇんだけどな。」
ハツイ「よし!災害が起きることを祈ってよう!」
クグラ「は!?何言ってんだよ!」
ハツイ「だって〜お前が居なけりゃ涼子ちゃんに堂々と甘えられるし?」
クグラ「災害が起きても無視するかな…。」
「ちょっと!神鞘が何言ってんのよ!」
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