第99章 夫婦二人きりのクリスマス
「クグラ…あのね、これ昨日言ってたクリスマスプレゼント!」
涼子はクグラにプレゼントの箱を渡す。
クグラ「涼子…ありがとう。開けていいか??」
「うん!」
箱を開けると小さなダイヤの付いたシンプルなデザインの指輪が入っていた。ちなみに指輪は日本で除霊の仕事をして稼いで貯めたお金から買ったのである。
「どんな格好にも合うようにあまり派手過ぎない指輪にしてみたんだ!」
クグラ「綺麗だな…。」
「ねぇ、私の指に指輪着けてくれる?向こうの世界では結婚式に指輪をお互い着け合うんだ!」
クグラ「そうなのか?わかった。涼子、左手を出して。」
そしてクグラは涼子の手を取り薬指に指輪を着けた。
「ありがとう。クグラも手を出して?」
今度は涼子がクグラの手を取り指輪を着ける。
クグラ「…二人だけの結婚式みたいになったな。」
「そうだね!なんかちょっと照れるかも…。」
クグラ「…涼子。」
「クグラ…。」
また二人は口付けをする。
クグラ「あっ、俺も涼子に贈り物用意してきたんだぜ?」
クグラは何かを取り出した。
「もしかして…服??」
クグラ「あぁ、お前に似合うと思ってな!俺が考えた衣を侍女に作らせたんだ。受け取ってくれ!」
「ありがとう!」
涼子は服を受け取って広げてみた。
「……………。」
クグラ「どうだ?涼子の体の良い部分が強調されてなかなかいいだろ?」
「あのさ…これ、隠すべき部分が全然隠れてないんだけど?」
要はエロ下着のような服なのである。
クグラ「だって隠さないように作らせたし?俺と二人きりの時に着るんだからいいじゃん!さぁ、これを着ていざ!子作り!!」
そしてクグラは大人の姿に変身して涼子をお姫様抱っこし寝所へ連れて行く。
「もぅ!クグラはなんでそんなにスケベなのよー!!」
まぁ文句を言いながらもクグラの要望に応えてイチャイチャする涼子なのです。
これが新婚の時の初めてのクリスマスの話でした。