第95章 クグラ父再び!
そしてクグラ父は初めて日本のお菓子を見る。
父「こっ…これは!?……涼子ちゃん?俺に何か恨みでもあるのかい?これ、うんこだろ?」
チョコを指差して言う。
「うんこ違うから!みんなアレとか言うのにこの人普通にうんこ言ったわ。」
イナミ「じいちゃん、これはチョコだよ!」
ヒキツ「おいちいよ?」
父「……本当に食えるのか?」
クグラ「食い物しか皿に乗せねぇから!」
クグラ父は恐る恐るチョコを一口食べてみる。
トミテ「うまいだろ?」
父「………美味い!うんこの味じゃない!」
ウルキ「じいちゃん、うんち食べたことあるの??」
父「いや、ないけどさ…。今までに食ったことない味だな!」
クグラ「だろ?涼子が住んでた国の食べ物は美味いものが多いんだよ!」
イナミ「じいちゃん!ポテチも食べてみてよ!」
ウルキ「クッキーも美味しいよ?」
父「おぉ!!これも美味いな!」
「よかったらお土産に持って帰る?」
父「いいのか!?涼子ちゃん!ありがとう!」
そう言いながらドサクサに紛れて涼子の胸にタッチしようとするが…
クグラ「おいコラ!涼子に触ろうとするな!特に乳!」
父「ちっ!ドケチめ!」
クグラ「ドケチじゃねぇ!!つーか、甘いの食ったんだから帰ったらちゃんと歯を磨けよ?磨かないと虫歯になるからな?」
クグラと子供達は虫歯の絵本を涼子に読んでもらって恐ろしさを知っているので毎日きちんと歯磨きをしているのである。
父「分かってるよ〜!うるさい息子だな。」
そしておやつを食べ終えてまた子供達と遊びお土産のお菓子を貰ってクグラ父は帰って行った。
数日後…
父「涼子ちゃん、クグラ、エト…虫歯になっちゃった。……痛い。」
城に来るなり黒くなった奥歯を見せてクグラ父は言う。
クグラ「だからちゃんと歯を磨けと言ったろうが!チョコは糖がいっぱいで虫歯になりやすいんだぞ!」
「あ〜ぁ、とりあえず医師に診てもらわないとね。」
エト「親父!歯磨きがちゃんとできるようになるまではチョコや甘い菓子は禁止だ!!」
父「そんなー!!」
当分の間甘いお菓子は禁止されたクグラ父なのであった。