• テキストサイズ

クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第95章 クグラ父再び!


父「………ちょいとお二人さん、俺に子守り押し付ける話してるところ申し訳ないが……」
話しているところにクグラ父が割り込んでくる。
クグラ「なんだよ!?」
父「いや、ただ便所借りたいなぁと思って。」
クグラ「そっちの扉が便所だから勝手に入ればいいだろ。」
父「今、ウルキが入ってるからさ〜。」
「部屋出て奥の方行けばありますよ?」
父「じゃぁ、そっち行ってくるわ〜!」
そしてお手洗いに行き30分程経過したのだがクグラ父は帰ってこなかった。
「ねぇ…クグラのお父さん遅くない??」
クグラ「うんこしてるにしても遅いわな…。」
「うんことか言わないでよ。…迷子になっちゃったかな??」
クグラ「……………まさか!?ちょっと探してくる!」
「私も行く!イナミ!みんなで大人しく部屋に居てね!」
イナミ「分かってるわよ!」
廊下に出てクグラ父を探す。
「クグラのお父さ〜ん!!」
クグラ「父さ〜ん!」
探していると奥の方から声が聞こえた。
父「彼女〜!いい女だねぇ!俺が大人になったら嫁に来ない〜??」
侍女「えっと…ごめんなさい、今仕事中なので…。」
若い侍女をナンパしていた。
クグラ「あのスケベ親父め…。」
「やっぱクグラとそっくりね。」
クグラ「俺あんなに軽くないし!今は涼子一筋だし!……おい!父さん!見た目幼児な癖に女を口説くのはやめろ!!」
クグラが止めに入ると侍女はお辞儀をしてさっさと逃げていった。
父「あぁ〜!!お前らが来たから逃げられたじゃないか!」
クグラ「父さんがしつこくしてるからだろ!」
父「うるさい息子だな〜。」
クグラ父がちょっと拗ねる。
「ねぇ!クグラのお父さん、そろそろおやつの時間だから部屋に戻って子供らと一緒に食べない?」
父「菓子か!?食う!」
クグラ父はご機嫌になり部屋に戻った。
「やっぱ子供だよね〜かなり単純!」
/ 603ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp