第94章 記憶喪失!?
クグラの部屋にて
クグラ「ここが俺らの部屋だ!4人の子供も一緒なんだぜ?」
「え!?あなた子供がいるの??自分が子供なのに??」
クグラ「……いや、見た目は子供だけど神鞘になって300年以上生きてるから子供じゃないんだって。」
「神鞘って長生きなのね。奥様は??」
クグラ「だから!お前が俺の奥様なの!」
「…信じられない。」
クグラ「とりあえず子供らの顔見てみろって!お〜い!パパとママ帰ったぞ〜!」
ちなみに子供達には前もってエトが事情を話しておいたのである。
イナミ「やっと帰ったのね!遅いじゃないの!」
ウルキ「お帰りなさい!」
ヒキツ「ママ〜!!」
トミテ「いだいのか?」(痛いのか?)
クグラ「あぁ…ちょっと痛い痛いだから優しくしてやってな?みんな自分の事は自分でちゃんとやるんだぞ?」
ウルキ「分かってるよ!」
イナミ「ついでにママの仕事も私がやってやるわ!」
クグラ「あぁ、頼んだぞ!」
そして翌日、話を聞きつけた神鞘ズがやってきた。
ヨルナミ「お邪魔します。」
カンナギ「よう!具合はどうだ?」
ヤタカ「思ってたより顔色良さそうだね。」
「……………??」
ヨルナミ「やはり私達のこと分かりませんか?」
「ごめんなさい。どちら様でしょうか?」
カンナギ「……マジかよ。俺はカンナギだ。」
ヨルナミ「私はヨルナミです。」
ヤタカ「僕はヤタカだよ。いつも僕のことスケコマ紳士とおちょくってたの覚えてないかい?」
「えっ!?私そんな失礼な事を!?…身に覚えがないとはいえ…なんか申し訳ありません。」
涼子は深々と頭を下げた。
ヤタカ「あの涼子が頭を下げるなんて…。」
カンナギ「なんか…調子狂うな…。」
「あの…皆さんから見て私って普段どんな感じだったんでしょうか?」
ヨルナミ「そうですね…いつもクグラと手を繋いでいて仲睦まじい夫婦って感じですね。」
カンナギ「年中乳繰り合ってるけどクグラが下品なこと言ったりするとお前はよく投げ飛ばしたり蹴り入れたりしてたな!」
ヤタカ「僕は君のカンに触ることをを言ってしまうことがあってね…よく卍固めやられたり投げ飛ばされたりしたよ。」
「………私ってクグラさんと仲が良かった以外はガサツだったんですね。」
涼子はガッカリしたように言う。