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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第94章 記憶喪失!?


それからしばらくして涼子は目を覚ます。
クグラ「涼子!!よかった…目を覚ましてくれて…。」
クグラは半泣きで涼子を抱きしめる。
「……………。」
クグラ「どこか痛くないか?気分は??」
「あの…あなたは誰ですか??」
クグラ「…え!?何言ってるんだよ!クグラだよ!お前の愛する旦那様!!」
「えっ!?嘘…子供のあなたが…旦那様??」
今はクグラは子供の姿に戻っているのだ。
クグラ「どうしちまったんだよ?」
エト「涼子…俺が誰か分かるか?」
「…どちら様でしょう?私の知り合いの方ですか?」
エト「…本当にふざけてるわけではないのだな?」
「なんでふざけるのですか?…ところで此処はどこです?私はなぜ此処に??」
クグラ「嘘だろ…。なんで分からないんだ!?」
大人の姿に変身した。
クグラ「この姿でも分からないか!?」
「…存じ上げませんが。」
クグラ「そんな…。兄さん!医師を!早く!!」
エトに医師を呼んでもらいまた診てもらう。
医師「ん〜。一時的な記憶喪失かとは思います。無理矢理思い出させようとしても本人が苦しい思いをしますからあまり無理はさせないようになるべく普通に接していてください。一時的なものなら何かの拍子に思い出すかもしれませんから。気長に待つしか今はできません。」
クグラ「そんな…。あの時あの場所に行かなければ鳥妖怪に会うこともなく…こんな事にはならなかったかもしれないのに…。」
エト「クグラ、あまり自分を責めるな。とりあえず医師の言ったようになるべく普通に接して記憶が戻るのを待とう。」
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