• テキストサイズ

クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第93章 河童


ヤタカ「最近、湖や川に潜んでいる妙な生き物が出るという噂がある。その生き物は女性だけに襲いかかり………その…なんというか…。」
カンナギ「あ?何だよ??」
ヤタカ「その…女性の胸を…揉むという…。」
クグラ「は!?なんだよ!ただの痴漢じゃねぇか!」
「もしかして妖怪?」
ヤタカ「おそらく妖怪じゃないかと言われている。」
カンナギ「…なぁ、まさかまた涼子の親父の仕業じゃねぇか?」
クグラ「前に女に声かけてちょっとした騒ぎになったもんな。」
「いや、流石にこの寒い中水に潜むのは無理だと思うけど?生命力は非常に強いけど一応人間だし?」
ヨルナミ「痴漢については否定しないのですね。」
「まぁ、いずれは痴漢の一つくらいやりそうだしね。てか、ヨルナミさんは何か知らないの?水関連はヨルナミさんの管轄でしょ?」
ヨルナミ「いえ…特には。恋人急募中のヒモロゲでも流石に水の中に潜んで痴漢を行うという奇行はしないでしょうし。」
クグラ「ぷっ!ヒモロゲ疑われてやんの!」
ヨルナミ「いえ…別に疑ってるわけでは…ただ属鞘や知人の中だと一番可能性があるかなぁと…。」
カンナギ「疑ってるんじゃねぇか。」
ヤタカ「まぁ兎に角!我々でその妖怪らしき者の出た場所に行ってみよう!また被害者が出ると大変だ…万が一キクリが被害にあったら…。」
クグラ「あ?元秘女王はまだ大丈夫だろ?」
カンナギ「つるぺただしな!」
ヤタカ「つるぺた言うなー!!」
そんなこんなで涼子と神鞘ズは妖怪が出た湖に向かった。

カンナギ「特に何か居る様子は無いが…。」
ヨルナミ「私の神意で水を操り湖の中を見てみましょう。…あらわれたまえ!哭多!」
すると中に妙な生き物が居た。
クグラ「何だあれ!?」
/ 603ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp