第92章 降霊2
「私より見た目年齢若いとは思えない…結構な老け顔だわ…軽く30は超えてると思った。」」
先代「老顔を言うな!…ん?涼子という娘よ、まさか貴様17より歳いってるのか!?」
「そうだけど何よ?」
先代「ぷっ!私の事老け顔呼ばわりしてるけど自分は歳より幼く見えるんでやんの!や〜い!ガキ面〜!!……ぐあっ!!」
涼子は先代を霊体用メリケンサックを着けてぶん殴った。
「ガキ面言うなー!!」
先代「うっ……なんという…凶暴な…女なんだ…。」
そう言うと先代は消えてしまった。
カンナギ「おい!まだ神鞘になった年齢以外聞いてないのになんで消しちまうんだよ!」
「いや、消すつもりはなかったんだけど…。」
クグラ「もう一回呼び出してくれよ!」
「はいは〜い。」
そしてもう一度呼び出す。
先代「今度は何の用だよ!?」
「いや、あんた何でも答えてやるとか言ってたくせにまだ質問する前に消えちゃうんだもん!」
先代「お前が乱暴だからだー!!」
「……まぁ、細かい事気にしなさんな!カンナギ、あんた同じ火の神鞘の先輩に何か質問ないの??」
カンナギ「ん〜……じゃぁ、あんたが神鞘を引退した理由は何だ?」
先代「え〜…それ聞いちゃう?」
カンナギ「何でも答える言ったのはお前だろうが!」
先代「さっきからお前だのあんただの生意気だな…。色々深い理由があってな…俺実はさ…男もイケるんだよ…。」
カンナギ「は??」
先代「女も好きだが…ちょっと好みの男と出会ってな…相手はホモで俺ら付き合う事になったんだ…。」
クグラ「………で?」
先代「付き合ってたんだけどさ〜俺がついうっかり女と浮気しちゃってさ〜。それがバレて刀で心臓刺されて死んじまってな…そのまま引退ってわけだ。」
クグラ「うわ〜…しょーもねぇ奴…。」
カンナギ「殺されたって話は聞いたことがあったが…まさか浮気して刺されたとか…。」
「なんか神鞘って残念な奴多いわね。」
先代「いや!風の神鞘よりマシだぞ?俺は後宮に女集めて遊んだりしなかったし!」
「後宮うんぬんの話って他の領土でも有名な話だったのね。」
カンナギ「にしてもなぁ…先代がホモとか……はぁ…。」
カンナギはため息をついた。