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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第91章 天和国の七不思議?


「あぁ、コイツはあんたに化けた霊だから大丈夫だよ。」
ヤタカ「なにー!?まさかまた化け狸!?全裸になる前に退治してやる!!」
ヨルナミ「いえ、そなたに化けたただの霊みたいです。」
カンナギ「つーか、ヤタカを監禁しただの命はないだのハッタリかよ!?」
偽ヤタカ「あー…バレちゃった?」
「バレちゃった?じゃねぇー!!」
涼子は霊体用メリケンサックで偽ヤタカを殴った。
ヤタカ「なんか自分が殴られてるみたいだ…。」
偽ヤタカ「ひー!!ごめんなさい…。実はこの七不思議の七つ目を広めてもらって僕の左手を見つけてほしかったんです。ただそれだけなんです〜!!だからもう殴らないで!!」
「…いつ無くしたのよ?」
偽ヤタカ「……500年前かな?」
「とっくに土に還っとるがな!!」
涼子はもう一度偽ヤタカを殴ろうとした。
偽ヤタカ「いや!骨くらいは残ってるかと…。」
「……よし!見つけるの面倒くさいからいいものあげる!」
涼子は何処から出したのかマネキンの手を渡した。
偽ヤタカ「こっ…これは!!」
「義手として使いなさいな。」
偽ヤタカ「スベスベで綺麗なこの手!間違いなく僕の手だ!」
「いや作り物なんだけど…。」
偽ヤタカ「ありがとう!これで成仏できるよ!」
そして偽ヤタカはさっさと成仏していった。
クグラ「人騒がせな奴だったな…。」
「まぁさっさと成仏してくれてよかったわ!」
ヨルナミ「それにしても涼子さん?あのヤタカが霊だとなんで最初気付かなかったのです?」
「あー…いや、ちょっと寝不足でさ〜。霊力が低下してまして。」
カンナギ「なんだよ、昨晩激しかったのか?」
クグラ「なかなか激しかったぜ?子供ら寝かせて朝方までヤリまくっ……ぐえっ!」
涼子はクグラに蹴りを入れた。
「余計なこと言うなー!!」
こうして七不思議騒動?は終わった。
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