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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第91章 天和国の七不思議?


カンナギ「あー…俺はな、ウツロイで夜な夜な鏡を自分を見つめる気持ち悪りぃ自己愛者とハニヤスで夜な夜な『エミス…エミス…』と呟き続ける男の二つだな。」
「…それってヤタカとアカチさんじゃないの?」
カンナギ「まぁそうだな!ちなみにアカチの方は呟きじゃなくてただの寝言だったらしい!オカマナチルが言ってた。」
ヨルナミ「ヤタカはなんで夜な夜な鏡を見てたんですか?」
「てか、ヤタカ全然喋んなくない?いつもなら気持ち悪いだの言われたらぶーぶー文句垂れるでしょ?」
ヤタカ「ははは、そんなことで紳士な僕は文句言わないよ。夜な夜な鏡を見ていたのは常に身だしなみを整えたいからさ。」
「あーそう。」
クグラ「なんかダイダラボッチ以外は全部神鞘絡みだよな。」
カンナギ「で、七不思議の七つ目は何なんだ?ヤタカ知ってるのか?」
ヤタカ「……七つ目はね、左手のない男。」
カンナギ「何だよそれ?」
ヤタカ「僕の左手…一緒に探してくれないか?」
見るとヤタカの左手が無かった。
クグラ「うわーっ!!手が無い!?」
「………あんたヤタカじゃないわね!?本物のヤタカは何処!?」
偽ヤタカ「ははは、今更遅いよ。本物のヤタカはある所に監禁している。」
「あんた何者!?」
偽ヤタカ「僕は事故で左手を無くしてしまった霊だよ。早く僕の左手を探してくれ…でないと本物のヤタカの命はないぞ?」
そんなことを言ってると扉が開いた。
ヤタカ「いや〜戻るのが遅くなってしまったよ。……ん?君達?どうしたんだい?」
本物のヤタカが現れた。
「あんた本物!?」
ヤタカ「??当たり前じゃないか。」
クグラ「でも、ヤタカを監禁したってコイツが!?」
ヤタカ「は?監禁??コイツ………うわーっ!!ドッペルゲンガー!?僕は死ぬのかー!?」
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