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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第91章 天和国の七不思議?


「まぁとりあえずクグランは置いといて…鎧巨人はクグラのことでいいんだよね?」
ヨルナミ「そうですね。クグラが涼子さんと結婚される前はよく夜中に私のところに来て一緒に呑んだりしてましたから。どうして鎧巨人の姿で来るのか聞いたら『あの姿のが更に速く動けるし!エトを撒けて夜遊びしやすいからに決まってんだろ?』だそうです。あまりあの姿は知られてないから七不思議の一つにされてしまったのでしょう。」
「…クグラ、お兄ちゃんにかなり心配かけてたのね…。可愛い弟が夜遊びなんてあのお兄ちゃんが許せるわけないじゃん。」
クグラ「300年以上生きてるんだから夜遊びくらい好きにさせろって!いつまでも子供扱いするから鬱陶しかったんだ!」
「そんなこと言ったらお兄ちゃん泣くよ?」
クグラ「あー!もぅ!うるさいぁ!そんなことよりそのダイダラボッチの正体ってヒモロゲなんじゃねぇか?」
ヨルナミ「そうですね。あまりにも太り過ぎなので食事の制限をさせたらダイダラボッチに木の実を全部取られたという騒ぎが起こりましたから…。食事を減らした分、木の実で補ってたみたいで。」
カンナギ「七不思議と言うが別に不思議でもないよな…。デブが木の実食い尽くしただけだもんな。」
「鎧巨人はクグラ、ダイダラボッチはヒモロゲで火を噴く半裸男は間違いなくカンナギだよね!」
カンナギ「いや、噴いてねぇし!ホムラで火を出してただけだ!」
クグラ「でもなんで夜な夜なやってたんだ?」
カンナギ「………ちょっとスカッとしたい時があってな。なるべく人目に付かない時間帯にと思ってやってた。」
ヨルナミ「人騒がせですね…それで本気で怯えていた民もいるのですよ?」
カンナギ「だから!もうやめただろうが!」
「カンナギは何か七不思議知ってるの?」
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