第88章 妖精?
「クグラ〜!見て!」
クグラ「ん??おー!!」
「可愛いでしょ??」
クグラ「メッチャ可愛い!!マジで妖精じゃねぇか!」
子供達は羽の付いた妖精チックな服を着ていた。この服はキクリが子供達にとくれた物である。
イナミ「私可愛いでしょ?」
ウルキ「ウーも可愛い妖精さんだよ〜!」
ヒキツ「ヒーちゃんもっとかあいいよ!」(もっと可愛いよ!)
トミテ「おでも!ママ!おでかあいい??」(俺可愛い?)
「みんな可愛いよ〜!これキクリさんの手作りなんだって!」
クグラ「へぇ〜、器用なんだなぁ。」
「だよね〜!私はこういうの作れないし。不器用だから…。」
クグラ「ははは…。(作れたとしても涼子の感覚だとスゲー服になりそうだな…。)」
実は涼子のセンスは非常に悪いのです。普段着てる服は制服かマネキンが着てた物をそのまま着てるのでまともなのだが…自分で1からコーディネートすると悲惨なことになるのである。
「あっ!そうだ!クグラの分もあるんだよ?」
クグラ「え?俺の??」
子供の姿のクグラの服も入っていた。クグラにはシナドがあるので羽は着いていないがもちろん妖精チックなデザインである。
クグラ「…俺結構いい歳なんだが。」
「いいじゃん!子供達とお揃いで可愛いよ?着てみて?」
クグラもとりあえず着てみる。
クグラ「着てみたけど…。なんか小っ恥ずかしいんだが…。」
「……………。」
クグラ「涼子??」
「……………。」
涼子は下を向いて震えていた。
クグラ「っ!?もしかしてお前!笑ってるのか!?」
「……………。」
クグラ「ひでぇじゃねぇか!お前が着ろって言うから着たのに……!?」
涼子はクグラに抱きついた。