第86章 恥ずかしい兄弟
カンナギ「こっ…これは…丸いムルの糞が粉吹……あだっ!!」
涼子はカンナギに拳骨をした。
「ちょっと!またあんたは汚い事を!これはトリュフチョコレート!かかってるのはココアパウダーっていうの!」
カンナギ「いや…どう見てもウンコにしか…………いでっ!!」
今度はヨルナミにナキサワで軽く叩かれた。
ヨルナミ「カンナギ…チョコレートくらいもう見慣れたでしょ?全くそなたは本当に下品ですね…。」
ヤタカ「仕方ないよ…バカンナギなんだから。」
カンナギ「バカンナギ言うな!スケコマ紳士!それとも露出狂紳士か?」
ヤタカ「あれは両方とも偽物で僕ではない!しつこいぞ!」
またいつも通りの言い争いが始まる。
「はぁ…。すぐ喧嘩するんだから…。」
そして一時間程度時間が経ったがクグラが戻る様子はなかった。
「遅いなぁ…そんなに几帳面に掃除するようなタイプじゃないだろうに…。ちょっと物置の方行ってみるね?」
ヨルナミ「あっ、私も行きます。」
ヤタカ「僕も、クグラに挨拶してそろそろお暇するよ。」
カンナギ「俺も〜目的のラーメン貰ったし!」
みんなでクグラとエトの居る物置部屋に向かった。
「クグラ〜、お兄ちゃん〜!まだ終わらな……い!?……んぎゃー!!」
涼子は突然叫んだ。
ヤタカ「なんだい?まるで化け物の呻き声のようじゃないか。自分の顔でも鏡に映ったのかい?…………ぐあっ!!」
涼子はヤタカを一発殴った。
「違うし!!あれー!!」
カンナギ「なんだよ…!?アレは!!」
ヨルナミ「信じられない…。クグラとエトが……。」
ヤタカ「うわっ……。」