第85章 霊を信じない男
カンナギ「ところで影薄男、貴様の名前は何だ?」
「あっ!そういえば本名聞いてなかったね!」
影薄「は!?さっき契約書に名前書いたばかりだろ!?」
「忘れてた…。」
そして名前を見てみると…『ウスイ』と書いてあった。
「ぶっ!!ギャハハハハ!!ウスイだって!!」
カンナギ「ギャハハハハ!!マジかよ!スゲーぴったりの名前!!鞘サルタ並み!!」
ホニ「ぷっ…二人とも…笑っちゃ悪い……ギャハハハハ!!」
ウスイ「笑うなー!!」
そしてみんなで散々笑って涼子は城へ帰って行った。
城にて
クグラ「へぇ〜!その幸薄男改め影薄男ってウスイって名前だったのか……ギャハハハハ!!」
「ね?ウケるでしょ??」
クグラ「ヤベェ!サルタ並みにぴったりの名前じゃん?」
「カンナギと同じこと言ってやんの!」
クグラ「何!?カンナギと一緒に居たのか!?」
「だってカグツチに行ったんだもん。カンナギの一人や二人居ても当たり前じゃん?奴の領土なんだし!」
クグラ「いや、二人はないから!つーか、そのウスイって奴にお祓い代分割で支払いさせるんだよな?いったいいくらで引き受けたんだ?」
「ん?銀30だよ?道具はこっちの世界だと銀1程度の価値の壊れるまで何回も使える数珠を使っただけだから銀30丸儲け〜!私を怒らせたんだから当然よ!」
クグラ「………そうか。」
涼子を怒らせると怖いなぁと改めて感じたクグラなのであった。