第82章 大人の時間
そして夜お風呂を済ませ夕飯を食べてクグラが子供達と遊んで疲れさせ就寝しようとしたがお昼寝のおかげで全員目がぱっちりである。
クグラ「なんで今日に限って全員寝ねぇんだ!?」
「おそらくお昼寝たっぷりしたからでしょうね…。」
クグラ「えっ!なんで昼寝なんてさせるんだよ!?」(コソコソ)
「私がさせたんじゃないわよ!いつの間にやら勝手にお昼寝してたのよ!」(コソコソ)
クグラ「コイツら…たぶんわざと昼間寝て夜寝ないで俺らを見張るつもりだぜ?」(コソコソ)
「えー!!」(コソコソ)
クグラ「パパ機嫌いいだの昨日ママと何かあったのかとか探り入れてきたし!」(コソコソ)
「ここまで必死ということは…きっと食べ物絡みだと気付いてるんでしょうね。恐ろしい執着心だわ。」(コソコソ)
クグラ「どうするよ?」(コソコソ)
「仕方ない…。私らも寝たふりするわよ。」(コソコソ)
とりあえず二人は寝たふり作戦を決行することにした。
30分後…
クグラ「(アイツら全然寝る気配が全然ない…。)」
更に30分後観念したのか子供達は眠ったようだった。
「クグラ!やっと寝たよ!」(コソコソ)
クグラ「よし!じゃぁ向こう行こうぜ!」(コソコソ)
そして二人は寝室を出て行く。
クグラ「やっと蟹に有り付けるぜ〜!」
「ね〜!美味しそう!いただきま〜す!」
先ずは蟹足を一口食べた。
「美味っ!!」
クグラ「…涼子!上手く取れないから身取ってくれ!」
「もぅ、クグラは…。」
クグラ「しゃーねぇだろ?難しいんだよ。」
「はいはい。…あーんして?」
クグラ「あーん……美味っ!!やっぱこの美味さは子供には勿体無いよなぁ。」
「そうよね〜…………あっ。」
クグラ「ん?………げっ!お前ら…。」